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普段着として着物を着たい。

・・・と思い始めたのは、茶道がきっかけでした。

いつまでたってもどうも所作がガサツな私。着物を着て稽古すれば感覚が自然とつかめるかも・・と考えたのです。

それに日常でさらっと着物を着るなんてステキやん。なんて思ったりもして。

夫の母から着物を譲り受けていたこともあり、まるでわかってなかった私は単純に「着物やその他なんだか諸々あるみたいだから、着方さえ学べばすぐに着られるでしょ」と思ったのでした。←甘いぜ過去の私。

ひとまず手持ちの本やインターネット、YouTubeを参考になんとなーく着てみると、今までわからなかった問題点がいくつか見えてきました。

譲り受けた着物を持っている方、これから譲り受けるかもしれない方のご参考になればと思います。

問題点(1)サイズ。そもそも夫の母や祖母は私より少なくとも15センチぐらいは小柄(夫の祖母はもっと小柄だったそうなので20センチは違うかもしれない)・・・せっかくいただいたのですが残念ながら様々な長さが足りません。着物をサイズ直しをする際、寸法を詰める(短くする)ことは比較的しやすくても、そもそもがオーダーメイドで作られているので、長くするというのはとても大変(もしくはできない)で、また着物のサイズ直しは洋服と比べても相当値がはります(特に長さだしをする場合は)。また、せっかく練習するにしてもある程度サイズ感が合っていないと、結局要領が掴みづらいと思いました。

問題点(2)傷み。長期保管のため傷みが激しいものが多く(そういえば「これとこれは練習用に使ってね」と言われたのは、本当に着付けを練習するときだけに使うという意味だったのか・・・と理解したのでした)また全て正絹のものばかりなので、お家でバシャバシャ洗うわけにもいきません。かと言って、練習用のお着物を全てクリーニングに出すというのも・・・

問題点(3)夏着物じゃない。とっても暑がりで汗かきの私。譲り受けた着物と小道具で着付けの練習をしてみると、クーラーをつけていたにも関わらず、汗でぐっしょりになってしまいました。はっきり言って着付けというより一人格闘技・・・着物や小物を乾かすのに時間も場所もとるし。

で、結局どうしたかというと、リサイクル(中古品)のお着物を購入することにしました。

初めは骨董品屋さんのようなところから購入していたのですが、その後ヤフオクでもとても状態の良いものがとってもリーズナブルに手に入ることがわかりました。

ただ初めは本当に何が何か、必要なもの必要ないものがわからなかった。

↑これが着物初心者さんにとっては初めの大きな試練ですね。オークションやネットショップでリサイクル品を購入すると費用的な負担は驚くほどグッと抑えられるのですが、はじめは何を買えば良いのかさえわかりません。

夏物着物の種類がわからず「洗える着物」なるものを夏物と間違えて買ってしまったり。(単衣?絽?紗?紗紬?阿波しじら?一体それ何がどう違うの???とハテナだらけでした。)

帯も名古屋と袋帯ぐらいしか知らず、八寸名古屋、九寸名古屋、仕立ての違い、などわからなくて、届いてから「これどーすんの?」ってなったり。

あとリサイクルの帯でよくあるのが、大切に保管されていたために防虫剤の匂いがとっても強くどうしてもこうしても取れなかったり。(こればっかりは届いてみるまでわからない)。

初めは、着物と帯さえサイズの合ったものを揃えたらあとはうちに色々あるから大丈夫!って思っていたけど、裾除け、ステテコ、和装ブラ、帯の色にあった夏物の帯揚や帯締め、夏の長襦袢、半襟、仮紐、年齢や着物にあった草履、などなど、必要なものが出るわ出るわ。

買ってみて、え!ってなるものも正直ありました。とほほ。

途中から、ここまで揃えたんだから後には引けないもうヤケクソ状態だったりして。(そもそも茶道の稽古をしたかったんだけどな・・・)

とにかく、数週間で必要そうなものをひとまず揃えたのでした。

さて、念願の着物、着ることはできるのでしょうか・・・

嫌な予感しかしないよね。

続きます。

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#和装 #着物 #普段着着物 #茶道 #着付け


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