「死んだ石井の大群」読んだよ
た〜!(『面白かった〜!』の略)
3章の中盤とか読んでてヤバかった。脇汗が大量に流れ出てきたもん。汗腺がイカれたかと思ったわ。
話通してずっと面白かったんですが、前述した通り特に3章がめちゃくちゃ凄い。凄い勢いで物語が進んでいく。濁流に飲まれてるようでした。
読み終わった後に「オオオオオオ......!!」って声が出ました。古傷抉られた時みたいな。抉られたことないけど。ボディーブロー喰らったみたいな読了感。ボディーブロー喰らったことないけど。いや、あるか。ボディーブローは多分。
文体が凄い独特だな〜とも思いました。1章とか特に。「〇〇し」からそのままセリフに繋がっていくの凄い。自分だったら「〇〇し、言った」って書いちゃう。独自の文体を確立していると感じました。
───ここからネタバレ────
デスゲームあるある「最終ゲーム話し合いになりがち」
↑スマホのメモ見直したらこんなこと書いてました。サイコパスのレイザーラモン?
「今際の国のアリス」みたいな設定なのかな?と思ってましたが、当たらずも遠からずでした。
最終章の「生きるしかない」「楽しまなくたって別にいい」「生きるだけでいい」がかなり心に響きました。「そうなんだよ」って腕組みながら頷いちゃった。腕組んだから本が落ちてカバーが折れました。悲しい。
読了感:寂しさがあるけど同時に希望も感じた。「さて、俺も頑張るか」という気分になれる本。