RPP広告の成否はCPC入札での運用が鍵を握る!
RPP広告運用において
商品別に運用状況を把握することは大切です。
実は…
楽天が提供するパフォーマンスレポートは
「CPC運用+キーワード運用」が合算されたデータです。
商品別の運用をさらに細かく分析するためには
・商品CPC単体での運用
・キーワード入札単体での運用
それぞれ分けて分析する必要があります。
こちらのRPP広告のデータは
私のショップのとある商品の期間実績値です。
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【商品期間累計】 商品CPCの運用実績+キーワード入札のRPP実績
【CPC入札 期間累計】 商品CPC単体でのRPP実績
【キーワード 期間累計】 キーワード入札単体でのRPP実績
それぞれの項目に分けて集計されます。
【全体】
RPP額 435,082円
売上 10,436,720円
ROAS 2,399%
【商品CPC単体】
RPP額 330,341円
売上 8,956,120円
ROAS 2,711%
【キーワード入札単体】
RPP額 104,741円
売上 1,480,600円
ROAS 1,414%
という形に分解できます。
ここで分かる事実。
この商品の場合、
CPC経由売上 85%
キーワード入札経由売上 15%
このような結果です。
RPP広告では
・キーワード入札でいかに売上を上げるか?
・効果的なキーワードを探す方法
こればかりがテクニックとして取り上げられます。
果たしてキーワード入札が
最も効果的な手段なのでしょうか?
・商品単価が1000円〜2000円台だと
キーワード入札が満足に行えない。
・キーワード入札の目安CPC単価が高額すぎる。
・キーワード入札ではROASが見合わない、低い。
様々な理由で
キーワード入札はコスパが悪い、見合わない
このようなジャンルは多数あります。
「キーワード入札」のROASは低めです。
これまで数十社のRPP広告のお手伝いをお受けしましたが
この傾向は変わりません。
キーワード入札の単価は高額になるため、
ROASが低くなる傾向があります。
ではRPP運用の効率を上げるにはどうするべきか?
売上の大半を占める
CPC入札での運用の精度を高めること
下記のデータは
商品の日別の動向についてのデータです。
商品ごとに最適な商品CPCの単価を特定することができます。
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CPC50円 クリック数平均24
CPC40円 クリック数平均21
CPC30円 クリック数平均27
CPC25円 クリック数平均34
CPC15円 クリック数平均12
上記サンプルデータから分かることは
CPC50円〜CPC25円では
獲得できるクリック数は変わりません。
CPC15円でクリック数が減るので、
CPC16円〜25円のCPC単価がコスパが高いことが分かりました。
CPCを上げてもクリック数は
単価に比例して増えない。
イメージはこちら
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楽天市場のRPP広告で
多数のジャンルを運用した結論。
競合商品との相対評価
・直近での売れ行きはどうか?
・商品CPCの入札単価はどうか?
・競合の入札状況はどうか?
商品評価や入札状況は日々変動するため、
入札単価も変動します。
CPC40円でクリック20を得ていた商品で
RPP広告で実績を積んでいき、
数ヶ月後
CPC10円でクリック100を得る商品に育つ
このようや事例もあります。
これは商品販売実績の蓄積・広告評価・競合の入札単価との差で起こるものです。
まずは現状の商品の状況を把握することが
非常に大切です。
・CPC40円でのアクセス数と売上はどれくらい?
・CPC30円に変えたら、アクセス数と売上はどのぐらい変わる?
・キーワード入札はどれくらい売り上げがある?
楽天市場のRPP広告パフォーマンスレポートからダウンロードして
CSVからデータをコピペしデータベースを作成することで
一目でデータが確認できるスプレッドシートをこちらの記事で公開中しています。
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