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TIME SMARTお金と時間の科学
たまたま見つけた本で、まだ読み途中なのですが、思ったことがあったのでこの本の内容に関連してお金と時間について書いていきたいと思いました。
著者はアシュリー・ウィランズというハーバード・ビジネススクールの心理学者とのこと。
帯には「幸せになるための時間戦略」とあります。
時間とお金のトレードオフ
「お金をとるのか時間をとるのか」というのは、みんな知らず知らずのうちにかなりの頻度で決断を迫られている。
でもそのことを意識しているかどうかがすごく大事。
大体の人がお金を追い求める。よくかんがえれば時間のほうが大切なのは明確なのにも関わらず。
というような内容があったのです。
コントなら
少し話は変わりますが、ザ・マミィというお笑い芸人の方をご存じでしょうか。
若くして年収1000万円を稼いだ男が年収300万ぐらいの同級生に会って自慢するという内容のコントがあります。
ネタバレになってしまって申し訳ないのですが、この1000万男は時給1200円のバイトを一日23時間、365日やっていたというボケのものです。
すごく面白いのですが、それは現実にはそんなことありえないからですよね。
お金と時間、どちらを選ぶかでほぼ100%お金に偏った選択をしているわけです。
CMなら
さて、次はとある不動産会社のCMです。
30代ぐらいの夫婦と小学生のひとり娘。東京の近郊なのでしょうか。5LDKはありそうな大きな家と広い庭には、小さなブランコまであります。
ある日のこと
お父さんはいつものように満員電車にのり、足を踏まれても耐え、
会社につくと、最後の一人になるまで仕事。
夜遅く家に帰ると娘からの手紙を奥さんに渡されます。
「お誕生日おめでとう!!」
心地よい音楽と、人のよさそうなお父さんのうれしそうな笑顔、かわいい手紙
「家族っていいな。ぼくも家が欲しいな。」
と確かに思います。
ですが、時間とお金のトレードオフという観点から考えてみましょう。
もう少し時間に融通が利く仕事にするなり、通勤時間を短くできる賃貸に住んだら
家族でお誕生日を祝えたのではないでしょうか。
もちろん現実にはいろいろなことがありますから、そう単純にはいきませんよね。
ただ、何を「幸せとかんがえるか」ははっきりとしておいたほうがよい
ということははっきりと言えます。
時間は老後にとっておく
落ち着いたらこんな趣味がしたい。落ち着いたら旅行に行こう。
いつ「落ち着く」のでしょうか?
「落ち着く」の基準はありますか?
仕事も、結婚も、出産も、家を買うことも何度もあることではありません。
冷静に何が大切か判断する基準を普段から作っておくためには
この本はいいなとおもいました。