コウモリ構文【ドイツ語】Fledermaus(『ホビットの冒険』)
どろぼうの腕を買われてドワーフの一行に加わることになったビルボは、夜道で斥候役を押し付けられる。トラブルがあって戻ってこれなくなったら、「メンフクロウの鳴き真似を2回、シロフクロウの鳴き真似を1回して知らせろ。そしたらこっちでできることをしてやる」と言われて送り出された場面である。そんなむちゃな。
Fledermaus (コウモリ)は「羽ばたくネズミ」というような意味で、なるほど、ネズミに似てないこともないなあと思っていろいろ調べていたら、日本語でも「飛鼠(ひそ)」という別名があることを知って驚いた。人間の考えることって似てるのね。
もっと驚いたのは、たまたま見つけた下の例文。いろんなサイトで紹介されているので、広く知られたものらしい。
いわゆるクジラ構文じゃないか。この構文は、クジラとかコウモリとか、収斂進化の説明をするのに使い勝手がいいのだろうか。
なお、もしかしてバットマンはドイツ語で Fledermausmann なのだろうか?と思って調べてみたら、ふつうにBatman だった、けど、コミックで Ich bin Fledermausmann! と名乗っている画像があった。Ich bin Batman! と独英ちゃんぽんで名乗ることに違和感があるのだろうか。それにしても長いぞ、フレーダーマウスマン。
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