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日本文化遺産(バンプ・オブ・チキン『天体観測』)

天体ショーには全く興味はないのだけれど、ニュース番組でバンプ・オブ・チキンの『天体観測』が使われていたので気になった。

こういう曲は強い。

昔は結婚式なら安室の Can You Celebrate 、卒業式なら長渕の『乾杯』や海援隊の『贈る言葉』が定番だったが、今調べたら、最近はブルーノ・マーズとかレミオロメンとかなんでしょ?

でも天体観測を歌った曲なんてそうそうない(注1)し、今から作ってもどうしても二番煎じのそしりを免れないだろうから、このまま一人勝ちになりそうだ。

そして、彗星とか日食とか惑星直列とか、これからも天体ショーがあるたびに、日本のテレビでは『天体観測』が流され続けるだろう。

もはや特定のアーティストの著作物というより、日本人の共有財産とか、インフラに近い。

永遠の名曲として、語り継がれてゆくことだろう。

とはいえ紫金山・アトラス彗星の次の最接近は8万年後らしいから、その時にも『天体観測』が使われているのかは、ちょっとわからないけれど(永遠ちゃうやんけ)。


注1.  例えば『さそり座の女』は天体ソングの一種だが、さそり座が地球に接近することはないだろうから、出番はない。『コメットさん』も天体ソングだが、ロマンチックというより乙女チックだからだろうか、出番がない。「水金地火木土天海冥」と歌うアニメ『ゴッドシグマ』のエンディング・テーマ『レッド・ブルー・イエロー』は、子どもっぽすぎるからだろうか、出番がない。なかなかに狭き門である。なお、この記事のためにYouTubeでウン十年ぶりに『コメットさん』を観たが、大場久美子さんのかわいさにびっくりした。

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