私は、戦時中の末期に戦車に乗っていた(司馬遼太郎『アメリカ素描』)
日米の交通標識事情を語る文脈で突然出てきたのでびっくりした。
司馬さんが先の大戦で戦車隊員だったことは知ってたけど、ご自身の方向音痴ぶりを披露する文脈でその話がでてくるとは思わなかった。
ジョークじゃないと思う、たぶん。
同じくらい私を驚かせたのは、韓国語のリウルパッチム(ㄹ)の発音方法を説明をするために、미사일(ミサイル)という単語を出してきた元拉致被害者・蓮池薫さんくらいだ。
ジョークじゃないと思う、たぶん。
それにしても司馬さんの引き出しの多さ、深さには、並の作家には太刀打ちできまい。
デカすぎる。