社会人日記休止

お疲れ様です！

夢日記、つけたことありますか？

夢って本当に面白くて、現実では絶対ありえないことが起きたり、なりたい姿になれたり、時には嫌なことが起きたり、、

夢見ている間はそれが現実だと思い込んでいて、夢から覚めるとどんどん忘れていってしまう。誰かに話そうとしてもうまく伝わらなくて、この夢のこと忘れたくないと思って夢日記をつけようとしたことがある。

だけど、調べると夢日記はつけない方がいいという意見もあって、確かにと思う。

現実ではありえないことが起きているのに夢では安易に受け入れているから、それをさっさと忘れさせてくれる脳の機能があるのかな、とか。

それを敢えて記憶上に残す行為はこのありがたい機能に逆らっているのかなと。

とにかく人間の脳には必要なものは残しておいて、不要なものは忘れさせてくれるっていう機能があると私は思っている。

だから夢日記をつけようと思ったとしても、不要だと思ってやめておいている。

一方で、私の社会人日記は私が残り僅かなHPを削ってでも残そうと思う社会人の私の成長物語だ。

元々、社会や大人に対して疑念とか苦しみを抱いてきた私は、社会人として立派になれるのか不安でしかなかった。

学校やクラス、部活といった小さな社会経験の練習場ですら馴染めず弾かれてきた人間がもっと大きな組織(しかも対価や責任が発生する)でうまくやっていけるのだろうか。

きっと葛藤や苦悩も多いだろうから、ここに自分を守るため、あとはどこかで私と同じようにもがいている人を何らかの形で救うために。

結果的に社会や大人とうまくやっていける未来でも、やっていけない未来でもどっちでもいいから、何らかの形で成長する自分を等身大で綴っていこうと思って始めた。

ただ、この社会人日記はどこの誰が見ているか分からないことがメリットでもありデメリットでもあった。

私は、誰も傷つかない世界が1番だと思うから、どこかの誰かが見て傷つくようなことを言うのは避けようとして、この日記の方針をガラッと変えたときがあった。

主にはマイナス発言しないという一見簡単そうに思えることだったけど、葛藤や苦悩を常に抱えながら働く日々で、どこの誰が見てもマイナス発言が一切ないと思ってもらえる日記を書くのはほぼ偽りだった。

どんなに嫌なことがあってもそれを隠し、その日にあったほんの少しのいいことを引っ張り出して盛りに盛って言葉にする。マイナスなことをどうにかこうにか言い換える。

そうすることで私の日記は次第に薄っぺらく中身のないものになっていった。

仕事で残り僅かなHPを削ってまでも残すものがこんなにも薄っぺらいなんて。

疲労困憊の中、必死で書き残したいものこそ残せない日記を書く気力はなくなってきてしまった。

社会人日記として残すものがこんな中身のないものだと、私の仕事すら中身がないと感じてきてしまって、私は一体何のために頑張っているのか、何をしたくてこの仕事をしているのかと考えるようになった。

私はこんな中身のない文章を書くために社会人日記を続けてきたんじゃない。

寧ろここまで来たら社会人日記を辞めた方がいいのではないかと。

私は昔から負の感情を糧に頑張れる人間だった。

あんな奴らに負けたくないとか、見返してやりたいとか、あの人が忘れたとしても私は絶対忘れないし許さないとか。

怖いかもしれないけど、私はそういう負の感情がないと頑張れない。だって、今前向きな気持ちでいられるならこれ以上頑張る必要がない。

そっちの人間だからこそ、前向きな感情を糧に頑張れる人間として日記を書いていると、私という人格すらあやふやになってしまうような気がした。

私にとって必要な感情や出来事はなかったことになっていて、不要な(もしくはなくても困らない)感情や出来事を残す社会人日記。

今の社会人日記は、つける必要のない夢日記のようなものになった。

じゃあ、ノンフィクションで日記を書けば？と言われると、そうじゃない。

誰も傷つかない世界が1番だから、私が等身大で書き続けたら誰かのことを傷つけてしまう可能性がある。

だから、一旦社会人日記は休止しようと思う。

これまで欠かさず読んでくれた皆様、たまに開いてくれた皆様、続かなくてごめんなさい。

(これって謝ることなのかよく分からないけどごめんね)

その代わり、私が抱える感情はエッセイや小説という形に変えてnoteに綴っていきます。

やっぱり、自分の考えを噛み砕いて言葉にする作業は私にとって必要だと思うのです。

また再開するとなればきっと新しい私になれてると思う。

また続きがあることを願って。