【チラ裏】パラフレーズできるオウムと会議したいって話
皆さま、ごきげんよう。
コンサル界のドブネズミことささもです。
今回は中途入社研修時に存在を発見したパラフレーズするオウムの話になります。
入社後すぐに中途向けの研修があり、カリキュラムの1つにファシリテーションがありました。
弊僕は前職からほぼ会議のファシリ経験がなかったのですが、同期の中にはファーム出身者も多数いたため、卓越したファシリテーターがちらほらいました。
幸運にも同じグループ内にもそういった「この人優秀だなー」という存在がいたので、要因を特定すべく観察してました。
しばらく観察していると、メンバーが発言した後に一言二言の合いの手を入れています。
中身をよくよく聞いていると、話し手の内容をパラフレーズしているのです。
他にも感想を述べたり、パロットするファシリテーターもいるのですが、腹落ち感はやはりパラフレーズが一番でした。
「もしパラフレーズするオウムがいたらペット業界で売れっ子だろうな。」なんて考えていたら、どうやらコンサル業界でも売れっ子のようです。
要因は特定できたので最低限の収穫を握りしめつつ、もう少し思考を回してみました。
そもそもパラフレーズすることのメリットって何なんでしょうね?
弊僕としては大きく2つあると思いました。
1つ目は、話の前提を揃えることができることです。
パラフレーズの前提として、話し手の内容を深い位置でとらまえていることが最低条件となります。
そのため、パラフレーズすることは話し手の目線と合わせることとイコールになります。
逆にその時点でズレがあれば、話し手にズレを指摘されるため結果として話の前提を揃うことになります。
2つ目は、話し手に自分の理解度合いを示せることです。
話し手は内容が複雑であればあるほど、聞き手のリアクションをもとに理解度を推し量ります。
先ほどもありましたがパラフレーズは内容の深い理解がなければできませんので、話し手に自身の理解度を示し、安心感を与えることができます。
実際にパラフレーズしてみるのですが中々難しいです。
しかし、出来ないままにはしたくないので、パラフレーズ力を因数分解して一つずつ解決を試みます。
「パラフレーズ力」=「語彙力」+「理解力」+「適切な言葉の選択力」
ではないかと思います。
語彙力と理解力は言うに及ばずですが、「適切な言葉の選択力」が最も重要なファクターではないかと思います。
パラフレーズは元のニュアンスを変えずに表現を再構築することです。
そのため、語彙力と理解力があったとしても適切な言葉を選択できなければ元のニュアンスからズレてしまいます。
さて、適切な言葉の選択力の磨き方ですが。
残念ながら、「適切な言葉の選択力」は選択の試行回数に比例して上達するため、実際の会話の中で修練していくしかないと思われます。
弊僕は戦いの中で成長するタイプなので、プライベートで練習してみるなどの手法は好みません。
とはいえ、ズレたパラフレーズを繰り返し続けクビになることは避けたいです。
そこで発見したのが、枕詞をつけることで予防線を張るです。
「念のため理解が間違ってないか確認したいのですが〜」みたいな感じです。
結構使いやすいので、是非使ってみてください。
失敗が嫌だからチャレンジ止めるマインドの方は、「失敗のリスクを減らしつつ戦いの中で成長することを選択する」と、人生豊かになるのではないかって話でした。
最後に書籍の紹介です。
今回のおすすめの一冊はスペンサー・ジョンソンさん著の『チーズはどこへ消えた?』です。
2匹のネズミの行動から、長考し一歩の踏み出しが遅くなるぐらいなら、素早く行動しトライアンドエラーを繰り返すのが好ましいを示唆しています。
ということで、今回はこんな感じで終わろうと思います。
ありがとうございました。
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