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2022年8月の読書記録

皆さま、ごきげんよう。
コンサル界のドブネズミことささもです。

今年の夏もあっという間に終わり、今日から秋の香りがしてきましたね。

今月はお盆期間期間ということもあり、読書が捗りました。

◆2022年8月の読書成果

書籍数は19冊、合計金額は¥25,778でした。

※金額は入力時点のAmazonの単行本価格を参照してます。


以下読んだ書籍のサマリになります。

御立尚資さんの『戦略「脳」を鍛える―BCG流 戦略発想の技術』

コンサル界隈の名著です。戦略を組み立てる際の方程式といくつかのフレームがまとめられている戦略の教科書本とも呼ぶべき本です。
ユニークな戦略は定石とインサイトに分解できるため、まずは定石を押さえることから始まります。


戸田智弘さんの『ものの見方が変わる 座右の寓話』

いわゆる示唆本です。どこかで見たような寓話がたくさん収録されており、寓話からどんな教訓が得られるかがまとめられています。
個人的にはカエルの登山と四人の妻のショートストーリーが好きでした。 


樺沢紫苑さんの『神・時間術』

ビジネスインフルエンサーの多くがおすすめしている名著になります。
いかに時間を効率的に使うかにフォーカスしてTipsがまとめられています。個人的には習慣に朝シャワーを取り入れてます。


リンダ・グラットン氏、アンドリュー・スコット氏の『LIFE SHIFT』


若い方の羅針盤のような本になるのではないでしょうか。
個人的にかなり気に入ったので是非読んでほしいです。
これからはage=stageではなくなる時代がやってきます。
人生の資産を管理する(特に無形資産)という視点が重要だと思いました。


金巻龍一さんの『戦略質問』

今月の中では最もおすすめの書籍です。
PPMをはじめとしたFWを用いた戦略案件から現代の戦略案件にリフレーミングしている内容です。
当初はインサイドアウトを要望され議論をしていく中でその力点がチェンジアングルになっていく場合が多いです。



内田和成さんの『右脳思考』

内田さん本は本当にわかりやすく実用的な書籍が多いですね。
ロジック=左脳だけでなく、感情や勘=右脳を使うことで仕事をより効率的にできるという内容です。
問題発見は右脳が出発点、解決案は左脳で考える、決定し実行に移していくのは右脳です。


リップシャッツ信元夏代さんの『20字に削ぎ落とせ』


元マッキンゼーの方が著者です。
スピーチ、プレゼンを想定したメッセージ構成に関する内容がまとめられています。
日本語はハイコンテクストなので意識的に言葉を削ぎ落とす意識が大事です。


ニコラス・G・カー氏の『クラウド化する世界』

クラウドのビジネスモデルが誕生した経緯が描かれています。
クラウドのビジネスモデルアイデアは電力供給ビジネスから始まっていました。
歴史に学ぶ本です。



マシュー・サイド氏の『失敗の科学』

こちらも読んでいる方の多い名著になります。
「失敗はなぜ起こるか、繰り返してしまうのか」その対処法をアメリカの事例をもとに科学しています。
失敗を恐れると行動が鈍るので、全てを失敗ありきで設計するとプレッシャーから解放されます。


安藤秀樹さんの『ニッポンIT株式会社』

外資系ITに興味ある学生、中途の方必読です。
外資系IT企業のポジションとカルチャーがわかりやすくまとめられてます。
Sell IBM in Japan, Sell Japan in IBM.って名言がハイライトです。



楠木建さんの『戦略読書日記』

ストーリーとしての競争戦略で有名な楠木さんの本です。
戦略的に読書するための本ではないです。
また、戦略思考が身に付く本でもないです。
楠木氏が戦略センスを培う材料になった書籍を紹介している本です。


神田昌典さん、衣田順一さんの『売れるコピーライティング単語帖』

PASONAの法則を元にしたフレーズ集です。
コピーが出て来ないのはライティングスキルの問題ではなくリサーチ不足であると心得る必要があります。
デジタルマーケティング従事者は必読です。
読み終えた後は、辞書として持っておくとよいと思います。



矢沢久雄さんの『コンピュータはなぜ動くのか』

コンピュータの基礎的な内容がまとめられています。
知っていても直接的なスキルには繋がりませんが、歴史に学ぶ本と同じ文脈です。
IT業界を興味がある方は読んでおくとよいと思います。



梅原大吾さんの『1日ひとつだけ、強くなる。』

世界的なプロゲーマーの方のマインドセットがまとめられています。
一流の人間はある種共通のマインドセットがあると思います。
負けることよりも発見がないことのほうが怖いという考え方は取り入れたいです。


尾原和啓さんの『ザ・プラットフォーム』

数々の企業を渡り歩く尾原さんの著書の一つです。
GAFAを中心としたプラットフォーム企業の事例をもとに日本型プラットフォーマーの特徴を解説しています。
ゼクシィの編集方針の「幸せの迷いの森」は目から鱗でした。
日本型プラットフォームはビジネス側の支援に強いことは商習慣の影響も大きいと思われます。



河野英太郎さんの『99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ』

仕事のエッセンスをまとめています。
著者がコンサル出身の方なので、コンサル界隈でお仕事されている方は取り入れられるものの多いと思います。


戸田智弘さんの『新!働く理由』

偉人から身近な作品まで、働くことへの価値観が収録されてます。
進路を考える人が読むべき本だと思います。
個人的ハイライトは、チャールズ・M・シュルツの「配られたカードで勝負するしかないのさ」でした。
ピーナッツは哲学ですね。


藤井孝一さんの『大人の週末起業』

シニアをターゲットにしてましたが文脈的には若年層も適用される内容だったと思います。
副業が最高税率55%となった場合に、法人化を検討するのが良いとのことでした。


釘山健一さんの『会議ファシリテーション」の基本がイチから身につく本』

普段ファシリテーションをする機会がない組織向けの内容です。
いわゆるコンサルティングファームのファシリテーションをイメージすると有効ではないTipsなのでご注意ください。


9月は来月から始まるプロジェクトの準備として実用的な本を読みつつ、資格の勉強をする予定です。
ので、あまり冊数は積み上げられなさそうです。

ということで、今回はこんな感じで終わろうと思います。
ありがとうございました。

◆読んでいただいた方へのお願い


・n=1の景色なので、あくまで参考程度に捉えてください。

・諸先輩方は生暖かく見守っていただけると幸いです。

・フォローとかいいねしてもらえるとモチベーションに繋がるのでわずかでも役に立ったらご協力いただけると大変うれしいです。

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