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『欢迎光临(ホアンイン・グアンリン)』

こんばんは〜

ゆき子です。


さあ。3月になりました。卒業シーズンですね。
小中と「旅立ちの日に」を歌いましたが、
卒業式で二番目を歌えたこと事がありません。なんなら、上手に呼吸も出来ませんでした。この時期になると、ふと思い出します。


今月のハーブティーブーケのタイトルは
『欢迎光临(ホアンイン・グアンリン)』
です。


今読んでいる本に出てきた言葉。北京語の。
客を自宅に迎え入れるときの言葉で、歓待を表現する素敵なものです。

日常の挨拶で「ようこそ」とあっさりと訳される事が多いですが、実は微妙なニュアンスをたっぷり含んでいます。
二つの二字熟語からなり、もとの意味に近づけてキチンと訳せば、
「まるで開いた扉から光が射し込むように客が到来する」となります。

この美しいイメージは、客の到来を一つの儀式として尊重するものであり、「あなたを心待ちにしていた」と来訪者に敬愛の念を伝える挨拶にもなるのです。

玄関に現れる客(戸外訪問セールスマンや宗教勧誘を含む)をいつもこのように、歓迎するのは難しいかもしれません。
ですが大切な人が訪れたら、両手を広げて、迎え入れましょう。
嬉しくて、嬉しくて、どうしようもないことを伝えましょう。


そして私たちにも来客が。
恥ずかしいのでしょうか。扉を叩いて「春です…」と小さな声が聞こえてきました。
ふんわり優しい光と風と共に。
ギュッと抱きしめて、遥々ありがとう会えて嬉しいよと伝えます。

この喜びをブーケに乗せて、お届け出来ればと思います。

大地への感謝を込めて。
暖かなお客が訪れた、幸せを噛み締めて。


来月もお楽しみに☺︎

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