とあるライターが「特急料金」を頼んで学んだこと
気がつけばライターをはじめて早3年目。この前、はじめてクライアントにお願いしたことがあります。
それは、特急料金。
先日クライアントから、
”大変申し訳ないのですが、諸事情で早めに記事が必要になりまして…納期を5日前倒ししてもらえないでしょうか?”
とメールが届きました。
正直なお話、「かなりきついよ!」と思ったのが本音です。
クライアントから連絡を頂いた時はちょうど予定が詰まっていて、睡眠時間を削るか予定を調整しないと対応できない状態。
でもお世話になっているから、なるべく協力はしたい…でもきつい。という状況でした。
特急料金を頼んでもいい理由
どうしたものかと悩みいろいろ調べていた時に、ライターの江角悠子さんの記事がとても参考なりました。
たしかによく考えてみれば、さまざまなサービスに休日料金があるように、宅配便や印刷サービスにも特急料金がある。だったら、ライターも納期を前倒しするなら、相応の金額をいただいていいんだな…と。
小さいことかもしれないけれど、私にとっては大きな発見でした。
そして、勇気を出してクライアントに特急料金を打診したところ、快諾。
この時「自分が期待以上のものを作るのを前提として、相応の金額は素直にお願いしてもいいんだ」と学びました。
素直にお願いするとハッピーに
少しお話がズレるのですが、昨日夜ご飯を作るにあたって、料理研究家のリュウジさんの動画を見ていました。
そして、この動画の冒頭(0:28~あたり)で、びっくりしたひとことが。
『企業さんとの案件をやる時に「僕、お酒飲まないと嫌なんです」って言っているんです』
衝撃的で驚いたけれど、同時に「素敵だな」と思いました。
リュウジさんの動画を見るとわかるのですが、だいたいお酒を飲みながら料理を作られていて(笑)でも、リュウジさんはお酒を飲むのも好きだし、料理を作るのも好き。
お酒を飲みつつ、料理を作る。そして、いろんな人にレシピを伝える。
それが、きっとリュウジさんが1番輝いているスタイルなんだと思います。
だから、企業タイアップの際も素直に「お酒を飲みながら料理をする」ことで、自分らしく楽しくできているんじゃないかな。
我慢せずに、自分らしくいるために
今回の件とは別に、過去にクライアントから納期の前倒し依頼を受けて、言われるがままに対応したけれど、正直モヤっとしたこともありました。
ちょっと言い方が悪いのだけれど「なんか私だけ頑張ってない?」みたいな…。(納品後にクライアントから、特に前倒しに対するお礼がなかったことが原因でもあるけれど)
仕事をするうえで、自分を含めて誰かがモヤモヤとした気持ちを抱えていたら、きっとどこかでズレが生じたり、上手くいかなくなったりする場面があると思います。
だからこそ、
「こんなことお願いしてもいいのかな」
と思ったときほどこそ、素直に伝えてみるといいんだと思います。
我慢せずに、自分らしく、のびのびと安心して働くために。