かわいいもの大好き!息子お気に入りのやさしいジェンダー絵本
4歳長男は、恐竜も虫も好きだけどかわいいものも大好き。
リボン、ふわふわ、プリンセス、ピンク!
以前ハートの靴を買ったこともありました。
ただ、段々と周りからの影響なのか
「ぼくは女の子になりたい。女の子になればピンクを着られるから」
「男の子だけどハート書いていい?」
などの発言が出るようになりました。
好きなものは好きでいいよ
男の子の色、女の子の色、そんなの関係なし!
そのまんまでいいんだから!
そんなことを伝えたくて絵本の力を借りました。
人から紹介されたものもありますし、図書館で出会った本もあります。
長男が繰り返し「読んで!」と言ってきたお気に入りの本をまとめてみました。
「ええやん、そのままで」
ワーママはるさんがハブとなっているオンラインコミュニティ「はろこみ」内のまめたろう(@nbrt_y)さんに教えて頂きました。
2008年の出版なので新刊書店には並んでないと思います。
図書館で探してみてください。
ゆるい関西弁、自由な色使いに心を掴まれます。
髪が無くても、車いすでも、宇宙人でも、みんなめっちゃええやん!
「ええやん、そのままで」
これ大人の自分にも使える、魔法のような言葉です。
自分らしさを肯定できる絵本です。
「くまのトーマスはおんなのこ」
この絵本も良かった。
くまのトーマスは、女の子になりたいとずっと悩んでいました。親友エロールに打ち明けるかの葛藤、打ち明けた後の二人の関係。優しい挿絵ですが、中身はトランスジェンダーをめぐる重いテーマを扱っています。
私は、友人エイバの反応が大好きです。そうそう、それくらいがいいよね。
「ピンクがすきってきめないで」
2010年の出版なので、良かったらこちらも図書館で探してみてください。
表紙の子の目つき!服装!
この子はピンクを見ると「目がげっぷしちゃいそうになる」女の子です。
長男に「おかあさんも、ピンクが苦手で外遊びが好きな女の子だったよ」と話すと、「そんな女の子がいるの!?」と目を丸くして驚いていました。
黒が好きな女の子だっているし、
ピンクが好きな男の子だっているよね。
ウンウン。
絵本を読みながら会話が弾みました。
「ぼくのピンク」
こちらも「はろこみ」の立ち上がる母さん(@tachiagaru_WM)に教えて頂きました。
なんと長男にピッタリのテーマでしょう。
ぼくは、ピンクがきらい
だって、ピンクをきていると
きまって、なかま外れにされるんだもん
ピンクは、きらわれる色なんだ
そんな「ぼく」がピンクについて知る冒険にでかけます。
ピンクをきっかけに多様性を知ることのできる絵本。
絵もまた素敵で、長男は繰り返し繰り返し読んでいます。
ジェンダー絵本について私が参考にしているサイト
最後に、ジェンダー絵本について私が参考にしているサイトをご紹介します。
こちらのサイトはテーマ別に探せたり年齢別のマークがついてたりと使いやすく、
充実したラインナップです!
あざれあナビ(静岡県男女共同参画センターポータルサイト)https://www.azarea-navi.jp/library/ehon
あざれあ図書室では、男女共同参画へのきっかけ作りができる身近な資料として、 絵本に注目しています。
『ジェンダーの視点で楽しむ絵本』を図書室のコア・コレクションとして収集しています。
男女共同参画センターのきっかけを絵本から!
ありのままの自分を好きになる
いろんな人がいて、みんなええやん
好きなものは好き
小さいうちから
そんなメッセージを浴びることの積み重ねが
男女問わずお互いを尊重する世の中に
繋がって行くのかなぁ、なんて思いました。
とても素敵な取り組みだと思います。
サイト内にはまだまだたくさんの絵本が紹介されています。ひとつひとつ読んでいくのが楽しみ!
いかがでしたか。
探してみると意外にたくさんあるジェンダー絵本。
大人の言葉で説明するより、子どもの心には響きそうです。
他にもおすすめがあればぜひ教えて頂けると嬉しいです。