書評 教養としての時事問題
今回はアジア立命館太平洋大学学長に就任された出口さん、『人生を面白くする 本物の教養』より抜粋いたします。
大人として、「選挙・民主主義」「税と社会保障」「お金」は知っておこうという章がよかったのでそちらからの抜粋になります。
「選挙・民主主義」「税と社会保障」「お金」
公的年金の支払いに問題はないか?
国債を発行して財政を維持している。財政維持していれば、年金は払われる。政府が破綻し国債が紙屑になったら、年金は払われない。
国債の負担は金融がしています。私たちもそうですが、お金を預ける=信頼していることを意味します。同様に金融機関は国を信用しているから、国債を預かります。
私たちが金融機関を信用し、金融機関が国を信用している。という構造です。
消費税はあげないとダメか?
社会保障の最初、
「一つのサッカーチームで、一人の老人を5年くらい」というイメージも、
今では「騎馬戦、もしくは肩車で、一人の老人を20年くらい」へ。
そこで増税は不可欠になりますが、所得税、法人税、消費税があります。
法人税は、本当に有力な企業ほど、タックスヘブンへ高飛び可能なので有効でい、所得税は「勤労を罰することになる」という理屈からダメ。
残された国民に負担をかす消費税が採用されます。
※筆者注:ここでも国民の負担が・・また権力者(お金もち)は、自分の資産を守れた。
と思う反面、日本の消費税の安さは先進国でも安い方なので仕方がないか・・と思います。ただし、実際の社会保障の是非を見てからの判断すべきでしょう。
それよりも出生率
最近また日本の出生率は1.3と報道され話題ですが、もちろん2.0ないと人口は減っていきます。
その対策で成功したフランスなどから多く学ぶことがあると思いますが、
まず就職・再就職、児童への手当て、保育所の完備などがそれに当たるでしょう。
以上です。今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
佐々木真吾
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