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子どもは鏡。不登校も何かを映している


こんにちは、ささきみです!

このところ不登校のご相談を何件かいただいたので、今日は不登校問題の原因で大きく共通するところを書いてみまーす^^


。。。。


もちろん、子供側にも行きたくない理由はあるんですね。

先生がどうのとか
友達がどうのとか
勉強がつまんないとか
トイレが臭いとか(←長男が小さいころほんとに言ってた(笑)

それはそれで掘り下げて「それの何がイヤなのか?」を分解してあげると解決しちゃいます。簡単に。


なんだけど。


子供が言ってるこういう理由って根本原因じゃないんですよ。ごくごく表面的な問題なんです。言い訳みたいなもの。

理由を聞かれるからそれっぽいのを言ってる的な^^;

なので、子供側の訴えを解決してもまた再発します。
だって、本当の原因の根っこが残ってるから。

草むしりと一緒で、地上に見えてる部分だけ取っても根っこが残っていればまた生えてくるのと同じです。

根本原因が残っていれば本当に解決しないわけです。


で。


根っこの原因て、

親の方にあります。


「親のせい」ってわけじゃないですよ?
責めてるんじゃないです。

親側のなにかが「きっかけ」になってるっていう意味。

子どもはまだ、思考回路や経験値や言葉の語彙や分別だったり道徳観だったり・・・まあいろいろ未熟なので、
親のなにかを誤解したまま受け取っちゃったり
真に受けちゃったりするんです。

それをそのまま表現・体現して「学校行きたくない」ってやってることがほとんどです。

なので、親御さんのお話を聞いて「それがきっかけですね!」ということを探しあてて調整すると、子供は何事もなかったかのように学校に行けるようになります。


それに関連して、もう少し詳しく子どもが親の何かを強く受け取ってしまう点について説明します。

そもそも人は、相手の意識、考え、価値観などを無意識で感じ取り、反応することができます。

これは、霊長類の脳内にあるミラーニューロンという神経細胞が作用しているからです。

ミラーニューロンは他人の行動を見ることで、その人の考えや思いを我がことのように感じる共感能力をつかさどっていると考えられています。

私たちも他人のなにかを感じ取って生活しています。
例えば、「この人なんか怪しい。。」とか
「この人は話しやすいな!」とか感じたことありませんか?

あとは、
子供を亡くした人を見て自分のことのように悲しくなってしまうとか。
笑っている人を見ているだけでつられて楽しくなってしまうとか。

これもミラーニューロンのしわざです。

(心理的にいうと、もっと深い作用の仕方をしているんですが長くなるので簡単に^^;)


そして、子供はとくに幼い頃ほど世界が狭いです。
世界の中心、生きるお手本は親になります。
親の価値観が絶対ですし、基準です。
他の価値観を知らないんだから当然ですね。


つまり、
子供は必然的に親に共感し、
親と同じ価値観で判断し、
親と同じ視点でものごとをとらえてしまいがちになります。


さらに言うと、良い面・悪い面・クセや趣味などですら親に似ているということがよくあると思います。


ここまで聞いてどう思いますか???
これ、まるで鏡のようでしょ^^


そうなんです。

子どもはまるっきり親を映す鏡なんです!


人はすべて、オギャーと生まれて悪い子だったなんてことないのです。

その子のなにかつまづいてることは、
まず、親を映してると思って間違いない。


逆に考えたら、子供の方が親に付き合ってくれてるんだなぁとしみじみ思います。


これらを踏まえて
最近の不登校のご相談に共通しているものは、

「この子、大丈夫かしら。。。」

と、へんに心配しすぎてその子に接している点でした。


そう思ってしまう理由は過去にあったのでしょう。ですが、それを引きずって何年たってもそういう先入観で子供に接していると子どもはそれを映してきます。

「ぼくは心配されるような子」
「私は困った子」
だからそういう行動をしなきゃ!


たんにこういうカラクリで現実が起きていたりするものなんです。


この場合、対処法としては親御さんの子供に対するイメージをマインドセットしなおすことと、

もし過去のできごとが原因で心配する気持ちが消えないときは、記憶を終わらせるように処理します。

未来へのまだ起きてもいない心配ごとがある場合には、丁寧に分解してひとつひとつ可能性を下げる処理をします。

そこから、日々子供にどう接するか、声掛けをするかを意識的に選んでいきます。

そうすると、まず変わるのは親の方です。
少しずつ子供へのイメージが書き換わるので「この子は大丈夫!!」と、安心感があたりまえの状態になります。


鏡となって映し出しているだけですから、それにともなって子ども自身も「ぼくは大丈夫な子」という振る舞いをしていきます。

人によっては過去の記憶を処理しただけでガラッと書き換わってしまう人もいます^^



。。。。


ちなみに、うちの次男もゴールデンウイークあたりで学校行きたくないと休んでいましたが。(過去記事はこちら)

あれねぇ、
何が原因だったと思います??

今回のミラーニューロンの話
もうそのまんまでね^^;

彼は私を映し出していたんですよね~。


なにかと言うと、

学校批判!!


私の中の学校を批判する気持ち、
先生はこうあるべき!みたいな価値観

彼はそれに共感して(無意識)「学校は悪の巣窟。行くところではない。」ってやってただけでしたーーーー!!><


いや~~~、そうだね。
そういうのは必要ない価値観だ^^;

学校にも行く価値はあるし、
得るものもたくさんある!

そのように自分のマインドセットをしなおして、いろんなもの手放して許して受け入れて、、、

そんで次男に謝った^^;
学校のこと、ちょいちょい悪く言ってたので「私が間違ってた」って。


そしたらまー、
アッサリと学校に行ってるわけですよ(笑)


なので、
子どものどこが原因なのか見るんじゃなくて
子どもをどうこうしようとするんじゃなくて

自分の内側を
点検・整理・整頓(笑)すると
根っこごと解決できますよ~というお話でした^^




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