新秋津駅開業50周年と、武蔵野線の思い出
2023年4月1日、新秋津駅は開業50周年を迎えました。
東村山市の北部に位置する新秋津駅は、府中本町から西船橋・東京方面を結ぶ武蔵野線の駅として多くの人々の生活を支えています。
このnoteでは、新秋津駅の概要と、高校時代に3年ほど同駅を利用していた筆者の個人的な思い出を振り返ります。
50周年を迎えた新秋津駅の概要
2023年4月1日、新秋津駅は開業50周年を迎えました。
新秋津駅は、東京都東村山市秋津町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)武蔵野線の駅です。駅番号はJM31。
新秋津駅は武蔵野線の全線開通(1973年4月1日)と同時に営業を開始し、開業前の仮名称は「新村山」でした。
また、西武線秋津駅とは徒歩400メートルほどで接続しており、多くの乗り換え客が往来します。
新秋津駅の2022年度の乗車人員は、34,954人/日(降車客含まず)で、武蔵野線の駅の中ではTOP10に入るほどの利用があることも特筆されます。
多くの利用客を抱える新秋津駅ですが、2023年1月末をもって「みどりの窓口」の営業は終了してしまいました。
かつて窓口が存在した箇所には、パンフレットラックや問い合わせ用インターホン、乗車駅証明書の発行機などが設置されました。
新秋津駅の個人的な思い出を振り返る
新秋津駅を利用する人なら、思わず頷いてしまうローカルネタと、個人的な思い出を振り返ります。
雨のとき、新秋津手前の通路が狭すぎだった思い出
秋津駅から新秋津駅に向かう際に、通路が狭かった時期があります。
以下は2010年の当該箇所のストリートビューです。
画面上で見ると、そこまで狭くは感じませんが、ここが雨の日になると大混雑していました。
開いた傘が、体の幅をひと回り大きくするため、通行できる人数がいつもの半分程度に制限されるイメージです。
仕方なく、雨の降る中でも傘を畳んで通過する人もいるほど。
雨の日の朝は、この通路付近で人が詰まってしまった思い出が強いものです。
こちらは2023年現在のストリートビュー。
これを見ると、今では道幅が広くなったようで、雨の日も大丈夫そうな雰囲気ですね。
かつては定期2枚持ちが当たり前だった新秋津・秋津利用者
今では利用することが当たり前となった交通系ICカード。
JR東日本はSuicaの運用を2001年から開始し、西武鉄道のPASMOは2007年からサービスを開始しました。
そして、2008年には「連絡定期」と呼ばれる、JR~西武の乗り換え定期券を、1枚のICカードで作成できる仕組みが新秋津と秋津で利用できるようになりました。
これにより、新秋津と秋津を乗り継ぐ定期券が、1枚のカードで発行できるようになりました。
このルールが出来る前の2008年までは、JRと西武でそれぞれ1枚ずつの定期券を持つことが必要でした。便利になったものです。
JR:380メートルです 西武:370メートルです
JR新秋津駅と、西武秋津駅には、それぞれ乗換案内が掲示されています。
これによると、秋津駅から新秋津駅は約370メートル。新秋津駅から秋津駅は約380メートルと表記されています。
どうでもいい話ですが、どういった過程で10メートルの差分が発生したのか気になるところです。
秋津駅前マクドナルドで学校を自主休校した思い出
筆者は高校生の頃、西武線を秋津まで利用して、新秋津から武蔵野線を利用して通学していました。
秋津駅は改札を出てすぐのところにマクドナルドがあり、いろいろ思い出があるものです。
気分が乗らないときなどは、新秋津駅の改札が遥か彼方に存在しているように思う瞬間があり、それはもう何度も何度もお世話になったことを思い出します。
もちろん、あまり大きな声では言えない記憶でもあります。
ただ、それも含めて、あらためて当時の思い出は事実だなと感じるところです。
学生の皆さん、学校はサボらずに行きましょう。
駅員時代の同期が配属された新秋津駅
筆者は、以前駅員として働いていたことがあります。
その時の同期が、新秋津駅に配属されていたことも思い出しました。
新秋津駅はJR駅の中でも東村山市内に唯一存在する駅だっただけに、他駅に配属された私は少し悔しい思いをしたこともありました。
今となっては、そんなことも含めて、良き思い出です。
まとめ:新秋津駅50周年おめでとう!
開業から50周年を迎えた新秋津駅について書きました。
秋津駅との乗換駅である新秋津駅には、他の駅にはないエピソードも多くあることが分かりました。
駅だけではなく、乗り換えルートも含めた景色が「駅の記憶」として存在することが特徴の一つと言えるでしょう。
この記事は、東村山地域ライター有志による「市内9駅ここから見てみました」の記事として執筆いたしました。