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2020.12.22 晴 3°/13° 甘さの苦労をしりなさい。

明け方。そろそろ太陽の気配を感じるか感じないかの時間帯。あたりはすっかり静寂に包まれている。畑一面。いや、畑じゃなくって地域一帯が霜に覆われている。きっと冷え込みのきつい朝だったに違いない。作物たちは動けない。ただただその寒さを受け入れるだけ。

本日のカバーは カリフラしもしも です

今が一番日が短いとき。ちょうど冬至の時期にあるので太陽の温もりを一番感じることができない。この時期はしきりに寒い寒いって口からぽろぽろと出してしまいがちなんだけれど。今一番寒い時って、朝の水やりの時間かな。そして私の手の悴みよりも、霜に当たっている作物たちの方が寒いよねって話でして。

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ほうれんしもしも

ほうれん草はね、霜に当たると、寒さに当たると甘くおいしくなるよって。人間さまは分かったかのように、お話するのだけれどね。作物たちからするとね。必死なんです。生きるか死ぬかの話。

甘いというのはある種の「糖分」を人間が感じることなんだけれど。作物は自身のもつ水分のなかに糖を混じらせることで、自分自身が凍らないようにしているんだって。甘いってことは凍らないようにとにかく甘くなるしかない!ってがんばったわけで。食べた時に甘く感じた分。あなたは苦労を知りなさいよ!って


なんか今日は訴えているようでした。あ〜その甘みを感じる前に、私の手が冷たい。ごめんなさい。


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しもしもにんにく

そう考えると、たくさん水分を含んでいると、守らなければいけない部分が増えるし、水分も多く含んでしまうから。冬を越し辛いのはわかる気がする。だって守る場所が多くなってしまう。それは面積なのか、体積なのかはわからないけれどね。だから、適性の大きさで育てなさい。種播きの時期は守りなさいっていう言葉に重みが増してくる。


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しもしもだいこん

だいこんたちはしもしもしてるけど、まだまだ大丈夫。寒冷地出身の源助くんだからね。静岡の温暖な気候なんて全然大丈夫さって。それくらい強い。日中に訪れるといつもと同じ表情を見せてくれていますから。って実際は寒いけれど。まだ耐えられている。寒さに負けてしまう前に収穫。してあげないと。


今日はしもしもの上からジョウロで水をあげてしまったけれど、そこまでする必要はないのかもしれない。地面もまだ水分を保ってる。今日は組んできた井戸水の方が外気よりあたたかったのか、ジョウロで水やりをしている時に湯気が上がっておりました。やっぱ。寒いよね。


作物は寒さに当たると甘くなる子がいるけれど、人間は寒さに当たるとただただ縮こまってしまうだけ。朝起きる時間が少なくなって、自分に甘くはなるけれど、自身は甘くならないかな。知らないけどw


今週も明日から後半戦。明日は畑はおやすみかしら。仕事も今週までなので、畑も年越しの準備をしてあげないと・・・って。また夜更かしする前に。本日もお疲れ様でした。

おやすみなさい。



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