「ゆたかさ」とは「今」の自分に目を向けて「選択」すること
みちをつくる Career Development Adviser ささりゅーです。
今、改めて「ゆたかさ」についてPoints of you®を使って考えてみた。
自分にとっての「ゆたかさ」は「選択」に近いかな、と思ったのでそこに至った自分の考えを紹介します。「私もそう思う」「私はちょっと違うな」「そんな考え方あるのか」とこの記事を読みながら感じていただくことで、あなたにとっての「ゆたかさ」を考えるきっかけになれば幸いです。
Points of you®について
Points of you®とは写真カードを使ったコーチングツールです。Topの画像のようなものが全部で65枚あり、写真+言葉で構成されています。
自分との対話含めたコミュニケーションツールとして幅広い使い方ができます。
情報量の多い「写真」ということもあり、同じカードでも人によって感じ方が違います。そのため、他者(との違い)を理解することで自分自身の価値観に気付くヒントとして、とても優秀なツールだと思っています。
今回は65枚のカードを1枚づつめくって「ゆたかさ」のイメージに合うものを直感で選び、選んだカードをしっくり来る形に並べて(Top画像)それを眺めて考えてみました。
私の考える「ゆたかさ」
1枚め(Top写真の上部)
白黒の写真で停車中の電車をホームから撮った写真に「今」と書かれています。
この写真を見て私は「通勤電車」をイメージしてこう感じました。
・通勤しているときの自分はその時点の「今」に向いているのだろうか。
・スマホを見ながら「過去」のニュースを確認して、「未来」である今日の仕事のことを考えていることが多い。
・毎日同じ繰り返しで単調な時間。まさに色がない時間。
⇒もしかして「今」の自分を意識できると、世の中はカラーになり、生き生きと動き出すのではないだろうか。
2枚め(1枚めから時計回り)
スイカのアップの写真に「気づき」と書かれています。
「気づき」という言葉で選んだカードではありますが、改めて見ると、黒い種が5つ。種をとった跡と思われる凹みがあることに気づきました。
⇒「今」に意識を向けると、新たな「気づき」が生まれるのではないか。
3枚め(2枚めから時計回り)
子供がサンダルを履いている写真に「学び」と書いてあります。
こちらも「学び」という言葉で選んだカードですが、よく見ると、自分ひとりで靴を履くことを覚えたてくらいの子供が、大人のサンダルを左右逆に履いていることに気づきました。しかも指を通す位置が人差し指と中指の間になってしまっています。「間違いながら学んでいくんだよなぁ」と思っているところでハッとして「別にこれは間違いじゃなくて、これが正しいという思い込みかも」。そして、この指通す部分には「前つぼ」という名前があるらしい。
⇒スルーしがちなことの中に「学び」ってめちゃくちゃあるな。
4枚め(3枚めから時計回り)
年配の女性が若い男性に水を飲ませてあげている写真に「寛大さ」と書かれています。
⇒3枚目の写真のように「間違いだ」「それはおかしい!」と攻撃するのではなく、「寛大さ」を持つことで、自分自身の世界も、相手の世界も平和に広がっていくのではないか。
5枚め(4枚めから時計回り)
年配の女性でしょうか。ベンチに座って大木を眺めている写真に「感謝」と書かれています。よく見ると空には薄い雲が広がり、目の前には海も広がっています。潮の香りに包まれ、ゆったりした時間が流れていそうです。よく見ると大木の幹は2本あり、寄り添っているようにも見えます。ベンチの女性は亡き夫を想い、感謝の気持ちを持ちながら過去を思い出しているのでしょうか。
⇒ゆったりと平和な時間を過ごすことで、いろんなことに「感謝」できるのではないか。
6枚め(5枚めから時計回り)
女の子がタンポポの綿毛を吹き飛ばしている写真に「何でもできる」と書かれています。
ここまでカードを眺めてきて、ゆったりと余裕モードに変わってきていたので、「何でもできる」気がしてきました。
Topの写真のように並べたカードを1周しました。
あれ、、、白黒の電車の写真…
時間に追われる自分…
「何でもできないかも…」
⇒この連鎖をポジティブにつなげることができれば「ゆたかさ」につながるかも…!では、どんな要素があればいいのだろう?
7枚め(中心の写真)
市場なのか屋台なのか、色々な食べ物のようなものが並べられ、カラフルなアメのようなものを指差している写真に「選択」と書かれています。
選択できるとはどういうことか?
「自分の好きなものを選ぶ」
単純なことではあるが、
「自分の好きなものって?」
「どんな選択肢がある?」
「これに決めよう!」
この3つの要素が必要かも。
自分の好きなものを知るには「今」の自分に目を向けてみよう。
きっとそこから新たな「気づき」が生まれて、より自分の好き嫌いを学び、自己理解の解像度が上がるかも!
もしかしたらその「気づき」の中で新たな選択肢に気づけるかも!
さらに、「寛大さ」を持つと、今まで「ありえない!」と決めつけ、除外していた選択肢も候補として増えるかも!
「選択」という決断をするときに「寛大さ」があれば、不要な競争もなくなり心に余裕ができるかもしれないし、「感謝」の気持ちも大きくなりそう!
今度こそ「何でもできる」気がするし、「通勤電車」の写真も自分の中では色づいてカラーに見えてきた。
自分でポジティブな「選択」をするって、他者と共にいる「今」の自分を理解し、認めてあげることなのかな。
なんかそれって、とても「ゆたかな」ことに思えてきました。
まとめ
「今」の自分に目を向けて「選択」することで、ポジティブな連鎖が生まれ、「ゆたかな」日々が増えてくるのではないでしょうか。
以上が、私の考える「ゆたかさ」でした。
私の思考経路をたどって、
「私もそう思う」「私はちょっと違うな」「そんな考え方あるのか」
そんなところをヒントに
あなたにとっての「ゆたかさ」
について考えるきっかけになっていれば幸いです。