女性ふたりが主人公のロードムービーをいろいろ挙げる
最近読んだ小説と映画が、どちらも主人公が女性ふたりのロードムービー(ロードノベル)でした。
思えば、私は割とそういう設定の作品を多く観ているので好きなジャンルなのかも。
少し前に「百合(シスターフッド等を含む)」が好きという内容の記事を書きました。
女性ふたりが主人公という時点でそこに含まれる作品が多いので、当然といえば当然ですね。
同じ趣味を持つ人もいると思うので、私が過去に観た「女性主人公のロードムービー(小説・漫画含む)」を思い出した順に紹介していきます。
映画『ドライブアウェイ・ドールズ』
最近観たやつ。
最初から最後までずっと下品なコメディ。ゲラゲラ笑って観られて大満足でした。出てくる女性の全員がレズビアン(たぶん)な映画なんて生まれて初めて観たかも……?
バカバカしくて笑える映画が好きな人におすすめ。
映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティデビュー』
こちらもコメディですが、笑って泣ける青春ストーリーという感じ。私もこんな高校生活を送ってみたかったなあと思うほど、大好きな作品です。
前述の『ドライブアウェイ・ドールズ』と一部キャストが被っており、この作品を思い出しました。
小説『照子と瑠衣』
最近読んだやつ。
あらすじを書きながら思ったけど、別荘地に着いてからが本編なのでロードノベル感は薄いかも。
でも、後述する『テルマ&ルイーズ』のオマージュだし表紙もそれっぽいのでアリということで。
爽快感のあるシスターフッドで面白かったです。
映画『テルマ&ルイーズ』
言わずと知れた、女性ロードムービーの名作。
私が生まれる前の映画ですが、現代の感覚で観てもラストは衝撃的です。オマージュと明言されていないものも含めると、かなり多くの作品に影響を与えていそうですね。あと、若い頃のブラット・ピットが出てきて格好良い。
一部、性暴力のシーンがあるので注意。
漫画『羣青』および、Netflix映画『彼女』
重たい設定で読むのも観るのも覚悟が必要ですが、拗れて傷付けあっても尚、運命を共にせずにはいられない二人の物語には惹かれてしまいます。
こちらも性暴力のシーンがあるので注意。
余談ですが、俳優事務所に入って初めて行ったエキストラが『彼女』の現場でした。原作の『羣青』ファンなので嬉しかった反面、死ぬほど緊張した覚えがあります……
漫画&映画『マイ・ブロークン・マリコ』
冒頭から既にマリコは亡くなっていますが、紛れもなくシイノとマリコのふたりが主人公のロードムービーなので、この作品も挙げてみました。
マリコの生い立ちを知るにつれて辛い気持ちになりますが、思い出を辿り、人と出会い、親友の死と向き合っていくシイノの姿にぐっと来ます。
直接的なシーンはありませんが、こちらも性暴力を想起させる展開があるので注意。
映画『最高の人生の見つけ方』日本リメイク版
言わずもがな、ハリウッドの同名映画のリメイク。本家は男性ふたりが主人公ですが日本版では女性になっています。
おそらく幸枝は70代、マコは50代くらいなのですが、スカイダイビングをしたりアイドルのライブではしゃいだりとかなりアクティブ。
私はうんと歳上の女性たちが生き生きと楽しく過ごしていると、もう、本当に、心底嬉しくなるタイプなので、こちらも好きな映画です。
映画『ダンスウィズミー』
今まで挙げた中でもダントツで訳の分からない設定ですね。こういうの大好きです。公開前の宣伝でも、トンチキ催眠術や和製ミュージカル作品という点に注目されがちでした。
いざ観てみると、静香と千絵が友情を深めていくロードムービーということが判明し、トンチキ設定&ミュージカル&シスターフッド好きの私の心に深く刺さった作品となりました。
以上、女性ふたりのロードムービーを思い出せる限り挙げてみました。たくさん観ている気がしましたが、書いてみるとけっこう少ないですね。
趣味が合う方の参考になれば幸いです!