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【Minecraft】鬼滅の刃 煉獄杏寿郎の屋敷を作る【後編】


著者近影(左上)
いや、ちっちゃ

前回から始まりましたマイクラで「鬼滅の刃 煉獄邸再現計画」

筆者があくせく整地をし、資材を集め、試作した建物をサバイバルワールドにコツコツ作っている間に公式からは無限列車編上映四周年を記念して煉獄カフェ煉獄ダイニング上映特典が全部煉獄さんのくじ引き等、ファン垂涎ものの目白押しイベントが発表されたりしましたね。

あいにく都心から離れた片田舎出身で子供も小さく遠征する時間も費用も捻出出来ないもので、イベントの成功は祈りつつハンカチーフを噛み締める毎日を送っていますが、筆者思うんですよね愛には色んな形がある。って
筆者は自分が出来る方法で推しへの愛を表現したいと思います。
う、羨ましくなんてないんだからねっ!

それでは始めます。
どうぞよしなに。



参照用

・邸宅の外装を仕上げる


前回までで煉獄邸の外装は大まかに終わったので、ここからは壁や障子戸を取り付け空間を仕切っていきます。
白い障子が連なった感じが印象的なんですよね煉獄邸

出入口は表現に幅を取りたかったので3マスにしてみました。
ここマイクラは1マスで1㎡換算なんだから2マスが妥当やろ派2マスだと表現に制約がありすぎるから3マスの方がエエやろ派とで諸説あると思うんですけどね。今回は作りたいもの優先でいきます。
表向きはオークのトラップドア、裏から白樺のトラップドアと、二枚張り合わせる事で障子戸の枠組みと和紙の感じを表現していきます。

玄関戸を作ります。
大正時代に入ってからも改修を重ねていたのか原作ではここガラス戸っぽいのですがマイクラ的に表現するのが難しかったのでオークのトラップドア2枚重ねで厚みを出して表現しました。
蚊とか入ってきそう。

隙あらば隠し光源を仕込んでいくスタイル
ちょっとでも手を抜くと
はい、おいでなすったよ
てめぇ誰の家に土足で踏み入ってんのか分かってんのかァ!?(弓を引き絞りながら)

周辺に塀を張り巡らせていきます。
参考にさせていただいたgattcha氏の考察によれば煉獄家の敷地面積はおよそ江戸時代で言う所の御家人クラスという事でしたので武家屋敷っぽく格式高い感じを目指していきます。

前編でもご紹介しましたがコチラ参考にさせていただいた絵師gattcha氏の作品です。興味のある方は是非。
RNGK邸・間取り妄想2021 | gattcha 


こんな感じになりました。
主人公、炭治郎が煉獄さんの父、慎寿郎さんとモメてキリモミ式の頭突きを食らわせた所ですね。

門扉はトウヒのトラップドアを張り合わせて「開いてますよー」って感じにしてみました。門構えが5マスなのに対して門扉は1枚横幅2マスしかないので仮にこれ閉じても真ん中1マス空いちゃうんですけどね、黙っとけばバレへんバレへん

玄関
原作を観る限り沓抜石(くつぬぎいし)と下駄箱位しか無かったのでそうしましたが、却ってシンプルな方がそれっぽい時ありますよね。

・内装を作る

外装がある程度整って来たので次は内装に移ります。
間取りが分からないと今どこの話をしているのかイメージ出来ないかと思い部屋割り図を用意しました。
まずは凹型の真ん中、主人の間から

ここですね

という訳で完成したのがこちら
制作行程はグダッたので割愛
天袋に新ブロック「クラフター」を採用してみました。小さな引き戸感あって良いテクスチャですよね。鬼のようにコスト高いけども

別角度
書見台をフルブロックで囲むと周りの縁が暗くなって開かれた本だけが置いてあるように見えるなと気付いた瞬間に「勝ったな」と確信しましたね。はい
何をもってしての勝ちなのかは知らんけども

床の間はこんな感じ
余談ですがポピーの花言葉は「悲哀」です
オタクは花言葉に魂を支配されてっから

次は東棟(居住スペース)から作っていきます。

棟同士を接続している通路は基本下向きハーフブロックを敷いて沸き潰ししています。
統合版なので下に光源埋め込めば簡単に対策出来るんですけどね。
大正時代の日本家屋が夜でも煌々と光ってるのは雰囲気出ないなと思ったので光源は最低限にしています。

土間を作ります
鬼殺の剣士の身体を作る為なので炊事場も大きい方が良いだろうとしっかりめにスペースを取っています。
暖簾としての説得力があった方がよいかな?と思い閉じたトラップドアに旗を設置して長さを出すという地味な小技を使っていますね。

煉獄さんの好物と言えばさつまいもご飯なので大きめの羽釜を2つ用意しました。一升くらいなら炊けるんじゃないでしょうか。わっしょい

別角度から見た土間
器を仕舞う棚や神棚もあるだろうなと思い作りました
板間
囲炉裏に釣り釜が基本なのですが、スペース的に若干大きいかな?
釣り釜をホッパーに差し替えてみました。
水源は重ねれないので空焚きになってしまいますが、ここはシルエット重視で

仏間
少なくとも鎌倉時代から産屋敷家と共に鬼と戦ってきた名家なので仏間も荘厳な感じにしたい所です。
黄色のテラコッタと装飾がそれっぽい黄色のシュルカーボックスを贅沢に使います。4個だけだけど

大正時代以降なら煉獄さんの写真が残っていてもおかしくないかと思い遺影を用意しました。今は亡き煉獄さんと母・瑠火さんの御姿が見えますね。
今は亡き煉獄さんと母・瑠火さんの御姿なんですってば!(演説台を叩きながら)

寝間と千寿郎くんの自室
ベッドをハーフブロックで囲む事で布団っぽくなるというこれは昔からある技法
本好きで勤勉な千寿郎くんの自室
ボロボロになってしまった歴代炎柱の書の修復や解読もここで行っていたのかなと
突き当たりは厠です
4×3マスあると作りやすいですね。
大正時代にトイレットペーパーは無かったのでは?というご指摘には口笛を吹いて誤魔化します

さて、東棟はこれで全て出来たので来客用の3部屋表座敷、客間、書斎も張り切って作っていきます。

ここでひとつ思い付いたレシピを初公開
鍛冶台に静寂の鍛冶型+金インゴットを装填し赤色に染色した革のレギンスに模様を施します

上は白く染色した革の服、もしくは職人風の鍛冶型にレッドストーンパウダーで赤いラインを入れてみても良いかも知れません。

これを2組用意し、防具立てに着させた状態で壁ブロックを間に挟んだピストンで1マスの半分だけ押してみると……

はい、という訳で衣紋掛け(いもんかけ)を表現してみました。
静寂の鍛冶型で炎の揺らめき的なものを描いてみました細かい違いは皆さんの脳内で補完してくださいオナシャス
Java版と違って防具立ての両側から腕が見えてしまうのは残念なポイントではありますが、こう……可能な限り近付けたかな?って

表座敷
他よりも少しだけ格式高くしたかったので床の間も豪華にしてみました。掛け軸や違い棚も完備して、法事など大勢の来客があった時の為に備え付けの家具などは設置しませんが……

衣紋掛けくらいは置いても良いかな?と思いここにしてみました。

客間
慎寿郎さんと千寿郎くんの二人だけのお宅なのでそんな何ヵ所も花活けられていたら管理が大変だろうと思い床の間は最低限に

書斎
恐らく初めて炭治郎を通したのはこの部屋説が濃厚だったので、当時あった手あぶり火鉢とお盆に湯飲みを置いてみました。
gattcha氏の考察によれば亡き兄上からの言伝を預かっているとはいえ、初対面で自分の家長をくそジジイ呼びするだけでは飽き足らず、キリモミ式の頭突きまでぶちかました得体の知れない隊士を客人として客間や奥の間、あまつさえ自分の部屋に通すか?と聞かれればそれは考えにくいので書斎に急遽座布団と鉄瓶を持って用意し、炭治郎を通したのでは無いだろうか?という事でした。筆者も全くもっての同意見ですね。エエ(全力で乗っかるスタイル)

屏風は竹のドアを互い違いに設置して表現してみました。

建築と同時進行で素材集めもしていました。
巨大キノコが出来るとちょっと嬉しい

・井戸と蔵を作る

アニメ二期の「鬼滅の刃遊郭編」で数秒だけ映った貴重な煉獄邸全景

後年放送された1カットによると、どうやら煉獄邸には敷地内に蔵が2棟あることが確認出来るのでサクッと作ってしまいます。
あと絶対必要であろう井戸もついでに作ってしまいます。

母屋に比べれば何て事ないのでキングクリムゾン

はい、過程をすっ飛ばして結果だけに辿り着きました。
作中、千寿郎くんが「(歴代炎柱の書を)取って参ります」と言っていたのはこの蔵で保管されていた物だと考えられます。


井戸を作ります。
一番良く使うのは炊事場だろうと思い土間を出て直ぐの所をバミりました
とは言えこの煉獄邸井戸は作中には登場しません。それならば

アニメ4期「鬼滅の刃柱稽古編」にて登場した時透無一郎邸の井戸を参考に拵えてみました。
柱達の屋敷は基本的にお館様である産屋敷家が用意するので、委託先の大工さんも同じはず。必然的に設えも似たようになってくるのでは?という妄想を膨らませてみました。

これで必要な建物は作り終わりましたが最後にもう少し遊び心を
ここからは原作では描かれていないもののこれがあったら良いなぁという筆者の完全趣味嗜好の装飾を作っていきます。

・庭園を作る

gattcha氏の考察によれば煉獄さんと弟の千寿郎くんが縁側に腰掛け談笑していたシーンは間取り的に表座敷の前の縁側ではないか?との事でした。
二人で並んで座っているのに目の前が一面の壁というのは趣がありません。
ここはひとつ庭先でも作って激務の合間に一息ついたり、全集中常中の訓練をしていた当時には座禅を組んで瞑想に励んでいて欲しいものです。
しかし、池に水草に錦鯉が泳いで~という何と言いますか「流水」っぽいイメージは煉獄さんにはそぐわない気がするんですよね。
もう少し整然としたと言うか、禅の心を研ぎ澄ますのに向いていて出来れば千寿郎くんの管理が楽水は使っていないのに水の流れを感じるようなそんな庭園は日本に無いもので山水?

ある山水

はい、という訳で地面から枯山水の庭園が湧き出してきました。
制作行程はグダりにグダりまくったので全カットです。禅の心は難しい
デコれば良いってもんじゃない引き算の美学ってヤツの片鱗を垣間見ましたね。大変勉強になりました。
キノコの軸ブロックを地面に敷くと玉砂利のように見えるなって気付いた時はちょっと脳から変な汁出るかと思いました

・曲がり松を作る

最後に少し空いたスペースに松の樹を植えたいと思います。
胡蝶カナエ、しのぶさんの邸宅蝶屋敷に植えられていた「必勝」と銘打たれた桜の大樹のオマージュですね。蝶屋敷にもあるんやったら鎌倉時代から連綿と受け継がれる煉獄家にも樹齢数百年の大樹の一本二本くらいあるやろ!という謎の対抗意識です。

Minecraftにはトウヒ(旧名マツ)ブロックがあるのですが、原木のままだと階段ハーフが無くて使い辛い。かと言って木材にすると色味が明るすぎてそれっぽさが出ないので今回は葉ブロックのみ採用です。木材はそこで座ってな!


ダークオークの木材で曲がった大樹を表現します。

う、う~ん……これでは立派な曲がり松とは言えないですねぇ~
そもそもの松のシルエットから離れている気がします。

コントローラーを握りしめながらウンウン唸っていた筆者を見かねた妻から「あなたの松はこうだけど、本来の曲がり松のカッコよさっていうのはこう!」と鉛筆でサラサラと当たりを描いてくれました。
今回本当に様々な方から助けてもらいました。千早、俺はいろんなもので出来てるよ……
感謝の心を忘れずやっていきたい。

紆余曲折ありましたが曲がり松完成です。
こういった造形系の建築は初めてで一方向から見て綺麗でも角度を変えて見た時にキマって無かったりと不都合が起きたりして難しかったですね。立体物のスキルアップも図ってみたくなりました。

何はともあれこれで全ての建築が完成しました


時間が掛かってしまいましたが先人へのリスペクトと原作への愛だけは目一杯詰め込んだつもりです。

改めてまして間取りの立体化を快諾してくださったgattcha氏にまずは感謝を
仕事と育児の合間、子どもが寝静まった後の数時間を見つけてコツコツ作っていました。
単純作業や資材を集める為の施設を整えてくれたサーバーの仲間達。趣味を理解し、力を貸したくれた妻にも感謝ですね

和風建築は「絶対にここは外せないポイント」と「ここは個性を出しても良い所」がハッキリしていて作っていて楽しかったですね。しばらくの間この和風区の開拓を頑張りたくなりました。
長くなってしまいましたがお付き合いいただいた読者のそこのあなたへ
ここまで読んでくださってありがとうございました。

また読んでいただけると嬉しいです。
それではノシ



友人が沢山写真を撮ってくれました。
嬉しかったので載せます。



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