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ヒステリー症状とは

あることをないことにしたり、ないことをあるように言いふらしたりする。これがヒステリーの代表的症状です。

10年ぐらい前になるでしょうか。作曲家でもない人が、誰かに曲を書いてもらい自分の名前でリリースして問題になったことがありました。ゴースト作曲ライターを雇って、プロの作曲家になりすましていたのです。

ある宗教組織では、教祖の名前で様々な著作を出版し、信者に買うよう仕向けていたことが内部告発で明らかになりました。

この2つに共通していることは何でしょうか。

自分で書く能力がないことです。能力がないことは理解しています。が、その能力のなさ、即ち劣等感が自らの無価値感に繋がっていることです。劣等感は誰しも持っています。その劣等感をバネにして自らを向上させる人はいます。亡くなった野村克也監督は、その劣等感をバネにして心身を鍛えてきた、と言っています。が、上記二人は、鍛えることもせず、ないことをあるように偽装するのです。あるいは、自らの過ちや犯した罪をないことに偽装します。

これがヒステリーの症状です。時には、嘘やデマを部下に喧伝するよう指示することもあります。

また、自分のことを少しでも批判されると、そのことが気になり、批判している人に怒りを露わにします。これもヒステリーの症状と言えるでしょう。

そして、そのヒステリー症状は部下や信者に伝染連鎖しやすいことが分かっています。これを集団ヒステリーと呼んでいます。


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