フンボルト

フンボルト

マガジン

  • 幸せを感じるコツ

    どんな人も、幸せになりたいと思います。幸せは既に存在しているのですが、それを見つけられないか、感じられないかのどちらかです。コツを提案します。

最近の記事

兵庫県百条委参考人招致について

①公益通報保護法に違反している。 ②公益通報保護法に違反していない。 この2つの論点で百条委が進められています。 斎藤知事が県民局長が公用パソコンに私的情報を保存していたことに対して「公務員失格」と言ったことを問題視しているオールドメディアもあります。その私的文書の中身には、斎藤県政を転覆するためのクーデター計画が書かれていました。さらには、ハメ撮りした県職員と不倫した映像が大量に出てきたのです。 これは、「公務員失格」を超えた職権濫用であり、かつ不同意性交罪も疑われる

    • 私のWindows

      雨戸を開ける。半遮光カーテンとレースを引く。 黄と紫混じりのパンジーが咲いている。硝子戸枠から見る植木鉢や煉瓦敷き庭を見るだけで、絵を見ている錯覚に陥る。 庭に出てみる。初冬の冷たい風に揺れているビオラやパンジーを見ていると、愛しい気持ちになる。 玄関に戻り、2階に上がる。 2階の北の窓は縦90センチ横幅160センチである。その枠から借景を眺めるのもいい。錦鯉が泳いでいるのが見える。10日ほど前、市管理の池に錦鯉を12尾泳がせた人がいる。誰だかわからない。粋なことをして

      • 兵庫県百条委と確証バイアス

        1 確証バイアスとは  自分の思い込みや願望を強化する情報にばかりに注目し、それ以外の情報を軽視してしまう傾向のことを言います。例えば、自分の思い込みを強化するために恣意的アンケートを作って、そのデータを流布することなどがあります。 2  百条委調査とは  地方自治法に、百条委の目的が書かれています。要約して分かりやすく言えば、県民に正確な情報を提供し、公共の利益に資するため開くものです。警察の捜査とは異なります。警察捜査に委ねると、捜査情報は一定期間秘密になります。が、百

        • オールドメディアとSNS

          11月17日、兵庫県知事選挙開票開始後、数秒で斎藤元彦前知事に当確で出た。 テレビを中心としたいわゆるオールドメディアは、斎藤氏のパワハラで県民局長が自死したと虚報を流してきた。東京の多くの人々は、斎藤氏は再選されず、稲村氏が当選するだろうと推測した。 が、11月17日20時数秒後には斎藤氏の当確が出たのである。 それに肩を落としたのは、オールドメディアと兵庫県議会議員であった。 肩を落としたオールドメディアは、「SNSのデマと誹謗中傷を信じた県民が斎藤氏に投票した。

        マガジン

        • 幸せを感じるコツ
          0本
          ¥100

        記事

          兵庫県議会百条委秘密会の危険性

          百条委は、出来るだけ速やかに調査を行い、県民に正確な情報を提供するために開くのである。したがって、原則公開である。 裁判に秘密会はあるのだろうか。ない。 裁判所には必ず傍聴席が用意されている。どうしてか。公開して透明性を確保するためである。秘密会にすると、裁判官、検察官が恣意的に取り調べをする危険性があるので、それを予防している。また、弁護士が規則に外れた言動をしないよう国民が監視しているのである。 兵庫県議会は、11月24日、25日の2日間、百条委を秘密会にした。秘密

          兵庫県議会百条委秘密会の危険性

          兵庫県百条委員会

          百条委員会は何のためにあるのか。兵庫県で百条委が行われている。きょうも、その準備会が開かれたようだ。 ユーチューブで何回か、そのやり取りを視聴した。百条委秘密会も行っている。 そもそも百条委は、公共の利益を優先し、県民に正確な情報を提供することが目的である。が、兵庫県議会の議員は、公共の福祉、県民の利益を優先しているようには見えない。秘密会を開いて、議員の欲しい情報を集めることを優先しているように見える。委員長が証人を早口で問い詰める姿は、検察官、裁判官の権限を上回ってい

          兵庫県百条委員会

          大宅壮一の先見性

          「一億白痴化」は大宅壮一が言い始めた造語である。1957年2月2日号「週刊東京」で、この造語が使われている。 大宅の文章を一部切り取って引いてみよう。 「白痴番組が毎日ずらりと並んでいる。(中略)一億白痴化運動が展開されていると言ってよい。」 ここでいう白痴番組とは、言うまでもなくテレビメディアのことである。低俗さ、薄っぺらさ、それに加えて捏造、隠蔽、虚報などごみ溜の様相を呈している。そんなものばかり見ていると、人間の想像力、思考力を低下させると大宅は警告した。 若い

          大宅壮一の先見性

          島原のケンちゃんの話

          1年に1回、島原のケンちゃんという父の従兄が遊びにきた。ケンちゃんが訪ねてくる日、父は朝からご機嫌だった。 ケンちゃんはいつものようにお昼すぎにやってきた。カステラをぶら下げてくることが多かった。私は、このカステラが好物だった。 紫の風呂敷に包まれた形から、「ああ、カステラだな」と心の中で呟きながら、叔父さんに挨拶をした。 夕方、父が仕事から帰ってくると、「ケンちゃん、よう、来たなあ。」と言って、ケンちゃんの肩を右手で触った。 夜は小さな宴会になった。 刺身の盛り合

          島原のケンちゃんの話

          田中さん(仮名)の親切

          その日の図工は、毛糸、端切れ布を持ってくることになっていた。私はうっかり忘れて、新聞紙を机の上に載せ、じっとしていた。 日直による号令で授業が始まった。先生は、 「机の上にお家から持ってきたものを置きなさい。」 と指示した。 その瞬間、左隣席の田中さんが、誰にも分からないような手つきで、私の机上に毛糸巻と端切れ布を置いてくれたのである。 見よがしに親切にする人はいるだろう。が、田中さんは先生にも、級友にも気づかれないよう、そっと置いてくれたのだった。 その田中さんが2

          田中さん(仮名)の親切

          お風呂に窓はつけない方がいい

          みなさまのお風呂には窓がありますか。風呂に窓があるのは当然でしょ、と思っている方もいるでしょう。 結論から申し上げますと、風呂に窓はない方がいいのです。 そうは言っても、窓ありのメリットについて一般に言われていることを列記しておきましょう。 ①採光 ②開放感と眺めのよさ ③窓を開けると自然風が入る ④湿気の溜まりを取り除く ⑤カビ防止 確かにこの5つはメリットのように思えます。が、そのメリットはデメリットにもなるという視点も必要でしょう。 では、一つ一つチェックして

          お風呂に窓はつけない方がいい

          象徴遊びのお話

          落語家の扇子は何のためにあるのでしょうか。暑い時に扇ぐためではありません。 では、どんな時に使うのでしょうか。 その扇子を盃に見立てて、お酒を飲むふりをします。 また、ある時は大根や人参に見立てます。さらには、その大根を刻む包丁に見立てることもあります。 目の前にないものを別のものを使って表す機能を象徴機能(シンボル機能)と呼んでいます。 例えば☀の絵文字は晴を表しています。この絵文字のことを英語ではsymbolと言います。 きのう、「ミルク飲み人形」について投稿

          象徴遊びのお話

          ミルク飲み人形のお話

          K子さんは、ガーデニング花友の一人である。晩秋のある日、お庭を見せてもらう。薔薇のピンクの小花3輪返り咲いている。薔薇も冬支度なのか、葉を黄色に染め、おちはじめていた。 「上がりなさいよ。」 お言葉に甘えて、4畳半の応接室兼リビングに上がる。茶棚の上に品よく座っている人形を見つける。 「素敵な人形ですね。フランス人形ですか。」 K子さんは、 「ミルク飲み人形と言うのよ。」 と教えてくれた。 それを聞いた瞬間、ままごと遊びの光景を思い出した。 それは麗らかな春であっ

          ミルク飲み人形のお話

          待つ楽しみ(私の庭日記)

          朝食を食べた後、庭に出てイングリッシュローズ1本とその周りに植えたクリスマスローズを掘り起こしている。所沢の西武ドームで買ったアンテークシャベルを持ち出して掘ること40分、何とか掘り起こした。このシャベルでなかったら、もっと時間がかかっていただろう。柄が長い大男用のシャベルとでも言っておけば、読者の方は想像つくかと思う。 クリスマスローズはこぼれ種から新しい苗を作っていた。引っ張ってもなかなか掘り出せないので、最後は携帯用のノコギリで株分けした。8つに株分けしたので、遊んで

          待つ楽しみ(私の庭日記)

          人見知りする赤ちゃんを祝福しましょう。

          私が子供の頃の話です。 近くにRというお金持ちの奥さんがいました。ご主人は大きな船舶会社の医師をしている人でしたから、1年に2度ほどしか帰ってきません。お子さんはいませんから、近所のお子さんを、「抱かせて、抱かせて。」と言って、抱こうとするのです。 ある日のことです。その赤ちゃんが、Rさんを見るなり大きな声で泣き出してしまいました。すると、井戸端会議のように集まった奥さん方の中の一人が、 「人見知りしとるばい。人見知りせんでよかあ。」 と、その赤ちゃんに声をかけると、さら

          人見知りする赤ちゃんを祝福しましょう。

          人生の黄金期間は0歳から3歳までだった

           かつて子供を作るとは言わず、「子供を授かった」と言った。どこから授かったのか。神様から授かったという思いがあったのだろう。  授かってだいたい約10月で赤ちゃんが産まれる。産まれた時は0歳で、それから約3年間を、私は「黄金の期間」と呼んでいる。 「おっぱいを飲みたくて泣いているの。そうなの。少し待ってね。」 こんな語りかけをしながら、乳房を含ませるお母さんがいた。 「うんちしたの。気持ち悪いの。もう少し待ってね。替えますからね。」 こんな語りかけをしながら、おしめ

          人生の黄金期間は0歳から3歳までだった

          110円で買った唐辛子苗に100房以上つく

          ペペロンチーノが好きである。そのペペロンチーノには唐辛子が欠かせない。スーパーで生の唐辛子を探しても、たまにしかない。もちろん乾燥唐辛子でもいいのだが、時には生の唐辛子を使ってペペロンチーノを作りたい。 そんな願いもあって、この春、唐辛子苗を買った。110円だった。それを庭にある直径38センチのイタリアテラコッタ鉢に植え付けた。テラコッタ鉢に馴染んだのか、以前地植えにした時よりも育ちがいい。 もう、かれこれ60房以上の朱の実を収穫した。この朱の色を見ていると、私の心に柔ら

          110円で買った唐辛子苗に100房以上つく