愛犬の写真を送り付ける上司
犬派だと耳にした私は、我慢ができなかった。
🐶ワン
私は犬を飼っている。
過去の記事を読んでくださっている方ならすでにご存知もしれないが、初めて私の記事を訪れた方のために説明させていただくと、それはそれはとてつもなくかわいい犬を私は飼っている。本当にかわいい犬を飼っている。大事なことなので二回言いました。かわいいを強調しています。親バカです。親じゃないけど。
犬の種類は、マルチーズとトイプードルのミックス犬。
通称マルプー。犬種のネーミングからしてかわいい。やっぱりここはまるぷーと表記しておこう。絶対にひらがなの方がかわいい。
そんなかわいい犬の名は、ポッキー。
2023年6月4日生まれ。2023年11月11日ポッキーの日に我が家にやってきた。安直なネーミングではあるがかわいい名前のかわいい犬。それがポッキー。
ワン🐶
話は変わって、私には部下がいる。若干5名。
私は部下5名との連絡調整用に、グループラインを作っている。緊急の用件などを伝えるためだけのもので、そこに私用の用件などを載せることはない。
しかしある日、私は部下の一名が犬派であると耳にした。そして、犬を飼いたいけれど、今は飼えない。いつか犬が飼いたいという憧れがあるとも聞いた。それを聞いた私は、我慢ができなくなった。すぐにその部下に声をかける。年齢は私より20歳も下の、20代のかわいい女の子だ。
「え? 犬派なの? うち犬飼ってるよ! うちのかわい子ちゃん見る? え? 見たい?」
上司にそう言われて、見ないと答えられる部下は、この世にどのくらいいるだろうか。
「見たいです!」
そう言っていただき、私は意気揚々と席を立った。
そして、かわいい愛犬の動画を開くと、彼女にそれを見せた。
「かわいいです!」
そう言われて調子に乗ってしまった私。
「じゃあ、グループラインに今日のポッキー送っとくね!」
そう言って、ニコニコしながら、ついつい、連絡調整用のグループラインにポッキーの動画を送ってしまったのだ。
やってしまった……。
猫派もいる仕事用のグループラインに、我が子かわいさに自分の愛犬の動画を送ってしまった。
上司としてこれはやって良かったのだろうか、と少しばかり後悔をした。正解がよくわからない。関係性ができていれば、お茶目な上司で済むのかもしれないが、自分の犬自慢をするうざい上司になってはいないだろうか。
翌日、部下の一人が私にこう伝えてくれた。
「犬好きに夫にも見せたら、喜んでました」
ぐはっ!(喜びの吐血)
ありがてえ!
再び調子に乗った私は、「新しいポッキーの動画も送るね!」と、懲りもせず愛犬の動画をグループラインに送ってしまった。
そして再び、送ってよかったのだろうか、と反省した。
調子に乗りすぎではなかろうか、と。
きっと部下たちに聞けば、彼らは優しい言葉を私に伝えてくれるだろう。しかし、それが本心とは限らない。言いにくいこともきっとあるかもしれない。
愛犬自慢。
これがパワハラにあたらないことを祈るばかりだ。
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