Grade 9: October 22nd and everything in between ep:2
E君がオンラインになった!
この日は私がすかさず彼に話しかけたらしい。
>ねーIちゃんたちどうなっちゃうの?
え?なんでー?
>なんか金曜、映画行けないかもーとかっていってる。
ええw なんかぼくには今日行くとかっていってたよー?
>あれ、そうなのー??
やっぱり、私とEくんは既にある程度の仲はできあがっていてIちゃんスターフィッシュカップルと一緒に映画を観る計画を立てていたらしい。
Iちゃんとスターフィッシュ君は決してラブラブという感じではなくて、Iちゃんから一方的に矢印が飛びに飛んでるのは誰の目から見ても明らかだった。
スターフィッシュ君特にポーカーフェイスだったし。
ただ、E君からしたら本来の目的は私と初めて出かけるというところにあったはずだから「もしIちゃんが来れなくても俺ら二人で一緒にーーーいくー??w」ということに落ち着いた。
Iちゃんが学校内でE君と私のことでわいのわいのするものだからG9生のほとんどが「こいつらくっつくぞ」と把握してたらしい。
栗との会話で唐突に who do you like? I don’t know what to talk about so I’m asking. と聞かれた。
私がはっきりここまで言うってことはもう周りが茶化すから開き直ったんだろう。
どうやらこの頃私はGrade9にあがったばかりの頃、栗が私のことを好きだったことを知ってたらしいので「あなたには気はないよ」という私なりの線引きだったのかもしれない。
E君が言うには、Hageと付き合ってるFちゃんもなぜかE君が誰を好きか把握していてFちゃん知ってたらもうみんな行き渡るよー。あの子お喋りじゃん?wとのことらしかった。
Fちゃんがなぜ知ったかって言うのも結局はIちゃんの二人をくっつけようとする仕業が原因なのだけども。
当初はFちゃんのことがE君は好きなんだと思ってた私。
異性と喋るからってそれが好きに直結するわけじゃないってことを理解するまで想像力がなかった。
E君との会話の傍、栗との会話も進行していて。
この頃栗は会話の途中で急にパワーダウンすることが多かった。
22日のこの日も、突然何も楽しいことがない。寂しいと弱音を吐いた。
何があったのか聞いても、「わからない」の一点張り。
E君との会話も大切だけど、栗も大切な人だったんだとおもう。
私は、「辛いことがあったら誰かに話せばいいんだよ。人は話を聞くことはできるし、私だってできる。」そう伝えてた。
栗にはどう言う形であれいつも元気で冗談を言っていて欲しかった。
だけどE君はE君で栗の存在をずっと気にしていて.…
この同じ日、E君は私にこういった。
「金曜日」に彼は私に告白をして正式に付き合って欲しいと宣言するつもりでいたらしい。
いわれなくても当時の私でさえそれについてはもうわかっていた。
なんならIちゃんからこの日お互い、自分たちが付き合ってるのかどうかをきかれたくらいだし。
(E君はNot yetと答えたらしい)
バカで素直な私はE君にこの日栗から映画に誘われたことを伝えてた。だからこそ余計に栗への不安がかき消せなかったんだとおもう。
「早く行動しないと誰かに取られてしまいそう」。
遠くからいつも私を見つめてたE君は、栗がいつも近くにいることを当事者の私よりもわかってたんだと思う。
この頃の彼の発言は、今でこそ全て予言のようになっていて。今後の鍵になるから覚えといてほしい。
次に時期が結局わからなかったまたは見逃してしまった、E君大嫉妬のエピソードを書きます。