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Grade 9: October ~ Eyes on me

本編?続きます。(やっと)
HageとFちゃんが付き合い始めた頃、いや実はそれ以前に休み時間のとき、キャンパス内ですれ違う時、いつも視線を感じてました。
それがMario君、スターフィッシュ君、そしてE君。

E君が一緒にいる時に限っていつも視線を感じていた。
なんとなく、E君は私に対して何か特別な思いを持ってるんだろうなっていうのは察した。

今となっては具体的なことはもう覚えてないけど、ハイスクールに上がってすぐにIちゃんが「あの日本人の先輩かっこいい!」といつも騒いでた。
IちゃんはTaylor SwiftのFifteenの歌詞をそのまま地で言っていて、ハイスクールミュージカルさながらのハイスクールデビューを夢見てるような子だった。


It’s your freshman year
(略)
Hoping one of those senior boys will wink at you and say
“You know I haven’t seen you around, before”

Fifteen/Taylor Swift

その「かっこいい先輩」がスターフィッシュ君。
背が高くて、金髪で、日本の学園ドラマに出てきそうないかにも日本人という感じの人(SADSとか黒夢の清春の若い頃にとっても似てるよ笑)。
いつも隣にE君がいて。E君は背が低くて、いっつもニコニコしていて先輩陣には珍しいくらい怖いと思ったことはなかった。
IちゃんはE君のことも「He’s kinda cute too」って言ってたと思う。


左奥からHage、E君、Mario君
私の記憶の中のE君とMario君は何年経っても
例え再会しててもこの頃の印象が一番濃い。
この写真はみんなが笑顔でこっちもニコニコしちゃう
この座ってる位置がそれぞれの関係性を的確に表してて面白い

部活動でIちゃんはバスケをやっていたし、スターフィッシュ君やE君含む日本人男子の先輩方はほぼ全員バスケ部に入ってたのでIちゃんはどんどん彼等と距離を縮めていってた。
そして、スターフィッシュ君に狙いを定めてアタック!
ハイスクールライフが始まってすぐの11月頭までにはお付き合い開始してたはず。

(ちなみにその頃Iちゃん5秒ごとにAhhh I miss Starfish~と繰り返し言っててもやし君がたいそう呆れてた。)
(明日は何回それをいうか数えよう。とか言ってたログがあった)
(もやしらしくて笑う)

私はIちゃんと毎日行動を共にしてたので、自然と先輩の顔と名前も一致するし、だからこそE君の存在も「スターフィッシュ君といつも一緒にいる人」として早い段階で認識してた。

E君、絶対なんかある。って確信しはじめたのは次のエピソード。

前の投稿からずっと話してるとあるUNの練習中 ーその日は前回言ったホールではなくて最初の顔合わせミーティングをした日本語の教室だったー
別グループに入ったはずのMario君とE君がなぜかよさこいチームの練習開始しても教室に残ってて。

やたらとジーーーーーーーーと見られてる。気が、する。
いや?見てるよな?なんか生意気だったかな💦??

また別の日、別グループも合同で練習している時に韓国チームに入ってたYH君がずかずかと教室に入ってきて
「なあ、Sarryちゃんってどのこー???」
って言ってきた。

私は前に立って指導する側の身なので、先輩に目をつけられてる?!と思って大いに焦った。
私ですが何か?に対して「あ、初めましてーYHですー^^」と言われたのかなあ。言いそうだなあ。
なんじゃい????こわっ となったことだけはしっかり覚えてる。

絶対E君は私を見てる。なんなら友達や先輩にも何かを話してて一緒に監視しにきてる。

そう不信感というか、ソワソワしてた時期にFちゃん、ソフィアちゃん、SおりちゃんとUN練習後にキャンパスの最寄りのファーストフード店に立ち寄った。
いつものゴシップタイムで、Fちゃんが:

「てか私最近練習中とかE君にめっちゃ見られてる気がするんだけど」

「えー!E君Fのことが好きなんじゃないのそれって」
「でも確かにE君ってよく授業とかでもFに話してるよね」
「Hageに取られて悔しいんじゃない?」
「え〜それはないよ〜」

とかとか盛り上がる先輩女子3名。

私は へ〜いっつもE君にめっちゃ見られてるってソワソワしてたけど気のせいだったのか。自意識過剰すぎたのか。な〜んだよかった じゃあこれからも普通でいればいいのかー

なーんてちょっと過剰に反応してたことを恥じつつ「気のせい」で済ませてた。

ほら、だって私は後輩だし学校とか練習でちらっと遭遇するだけの関係より同じ学年で日々学校生活を一緒に送ってる人が言うことのほうが的確なはずだし。


当時の私(左)とTちゃん
二学期始まったあとなのでもうだいぶハイスクール生活は慣れている頃
Tちゃんの後ろのベンチにある白いメッセンジャーバッグは忘れもしないE君の通学バッグだった。
私の記憶は今でも鮮明である

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