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幽霊、2024年8月の仕事。

8月の仕事はZAITENの連載コラム。

ZAITEN『時代観察者の逆張り思考』

9月号は「東京都知事選、凶悪の焦土と化す」

「ZAITEN」9月号

今回も前回に引き続き、東京都知事選挙の答え合わせ。
メディア特集に合わせても良かったけど、打ち合わせたら手持ちのネタが特集と被っていたので、都知事選挙ネタに。
もっとも、コラムに書いた以上のことは何もない、というか、各候補に関して思うことはない。

興味があったのは、彼ら彼女らを支持する人々の傾向や報道なので、そのへんの話題をつらつらと。
TBSは『アッコにおまかせ!』のどさくさ紛れな表記デマ問題もあったけど、『ブロードキャスター』だったかな、麻布競馬場の担当編集者である安野貴博の妻を異様に持ち上げていたのは気持ち悪かったな。

なお、サブタイトルにもなった訳のわからんフレーズだが、これは『コマンダー0』のジャンプ連載開始時の予告だ。
富沢順先生の表記も「富沢ジュン」だった。
なので、単行本では使われていないし、そもそも誰も分からないだろうから、一応記しておく。
しかし、いま読み返すとあからさまに最初の『マッドマックス』『爆裂都市 BURST CITY』で、そんなものを車田テイストの少年漫画によく落とし込もうと思ったな、と驚く。

同時期、週刊少年マガジンでも、史村翔(武論尊)先生と『はじけて!ザック』の作者(井上大助)のタッグで、そのへんの要素が濃い『ワイルドウェイ』を描いていたけど、どうにも『ドーベルマン刑事』の延長線上という感じで、あの2つの独特の格好良さは『コマンダー0』ほどには再現できてなかった。
そのあと、武論尊先生がリアル『キリング・フィールド』直後のカンボジアへ旅行して、『飛ぶ教室』の作者(ひらまつつとむ)と組んだ『マッド・ドッグ』を経由して、『北斗の拳』でようやく格好良さをモノにした、という流れ。
2年経っていたから、『マッドマックス』は、『駅馬車』『マッドマックス2』『サンダードーム』になっていたんだけど。

「ZAITEN」9月号目次

附記徒然。

「ZAITEN」と無関係なことばかり書いてしまったのは、筆者が夏バテだからだ。
テレビを観てもオリンピックと大谷翔平ばかりで、コラムのお題にも困るのだが、編集長も困っているようなので、筆者に限ったことではないらしい。

いや、世間には問題がいくらでもあるのだが、書こうとしてもありきたりな切り口にしかならないのだ。
これでイデオロギーなど纏っていたら、何を食わせても同じ糞にしか出てこない。

連載コラムを『時代観察者の逆張り思考』と題しているが、単に世評の逆を書いてもそれはそれで、ありきたりな論にしかならない。
その程度には、普通の人間の考えることをあけすけに可視化してしまうのだ。SNSというものは。

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