更科修一郎

コラムニスト。時代観察者。「ZAITEN」連載中。 sarashina1995@gmail.com

更科修一郎

コラムニスト。時代観察者。「ZAITEN」連載中。 sarashina1995@gmail.com

最近の記事

幽霊、2024年12月の仕事。

12月の仕事は『ZAITEN』の連載コラム。 ZAITEN『時代観察者の逆張り思考』1月号は「学閥主義の世俗離れで行き詰まる公明党」。 タイトル通り、衆院選での公明党惨敗の話。 『週刊新潮』の時間が三十年止まっている乙骨テンプレ記事に失笑している人や、正木伸城とかの信濃町出身者特有の引かれ者の小唄に苦笑いしているどぐされマニア向けの下世話で身も蓋もない話。 そんなニーズがあっても困るのだが、年末になると学会話を書いているような気がするな。昨年も現代ビジネスで書いてた。

    • 幽霊、2024年11月の仕事。

      11月の仕事は『ZAITEN』の連載コラムと、久々に『現代ビジネス』の『時代観察者の斜め読み』。 ZAITEN『時代観察者の逆張り思考』12月号は「或るサブカル言論人たちの死」。 立て続けに福田和也と唐沢俊一が亡くなったので、久々にサブカル言論界隈の話。 筆者の立場は「とうに文化には飽きてしまっているが、生来の教養と矜持が足枷になって堕落できないので、代わりに孤高を選ぶ」だが、その観点から書いている。 現代ビジネス『時代観察者の斜め読み』昨年の大晦日以来、久々の現代ビジ

      • 幽霊、2024年10月の仕事。

        10月の仕事は『ZAITEN』の連載コラム。 ZAITEN『時代観察者の逆張り思考』11月号は「TBS「ラジオの落日」と「テレビの迷走」」。 TBSラジオの営業担当者が広告主に無断でCMの内容を差し替えて三村孝成会長辞任へ至った件と最近のTBSテレビの諸々、という話題。 附記徒然。同世代や年上の人たちのノスタルジーを肯定し、慰撫するような原稿を書きたくなかった。 批評家や評論家の仕事を辞めた理由のひとつだ。 批評とは消費文化のマニュアルを作ることである以上、現在進行形

        • 幽霊、2024年9月の仕事。

          9月の仕事は『ZAITEN』の連載コラム。 ZAITEN『時代観察者の逆張り思考』10月号は「フワちゃんとGAFAとトニー谷の芸能史」。 不破遥香というタレントが、Xでのやす子への暴言ポストで大炎上した話をマクラに、パックス・アメリカーナの日本芸能史。 昨日、『24時間テレビ』でそのやす子のマラソンを観ていたが、そういえば去年、『24時間テレビ』の話を書いていた。 番組のターニングポイントは1992年(第15回)の番組リニューアルで、バラエティ路線へ転換したことで現在

          幽霊、2024年8月の仕事。

          8月の仕事は『ZAITEN』の連載コラム。 ZAITEN『時代観察者の逆張り思考』9月号は「東京都知事選、凶悪の焦土と化す」。 今回も前回に引き続き、東京都知事選挙の答え合わせ。 メディア特集に合わせても良かったけど、打ち合わせたら手持ちのネタが特集と被っていたので、都知事選挙ネタに。 もっとも、コラムに書いた以上のことは何もない、というか、各候補に関して思うことはない。 興味があったのは、彼ら彼女らを支持する人々の傾向や報道なので、そのへんの話題をつらつらと。 TBS

          幽霊、2024年8月の仕事。

          幽霊、2024年7月の仕事。

          7月の仕事は『ZAITEN』の連載コラム。 ZAITEN『時代観察者の逆張り思考』8月号は「東京都知事選、地獄のババ抜きは続く」。 前回の東京15区衆院補選に続き、東京都知事選挙の話。 父から「紙屋の息子(井川意高)と話題が被っているじゃないか」と言われたが、「被ってもいいから」と編集部に依頼されたんだよな。 あと、〆切の時点では出馬表明していなかった候補もいるので、その話題はありません。 それでいて入稿後に一部差し替える羽目になったんだが、特殊株主バトルのくだりかと思

          幽霊、2024年7月の仕事。

          幽霊、2024年6月の仕事。

          6月の仕事は『ZAITEN』の連載コラム。 ZAITEN『時代観察者の逆張り思考』7月号は「「つばさの党」反社の宴と化す地方政治」。 タイトルでだいたい予想がつくと思うが、東京15区衆院補選の話題ですな。 発売日が新しい罰ゲーム都知事選開幕のタイミングなので、タイムリーな内容になりましたな。 小池百合子と村田蓮舫、君はどちらでエレクチオンするか? 今年に入って断続的に体調不良が続いていたので、仕事量が減っていたが、そろそろ『ZAITEN』連載以外も書く予定。 附記徒然

          幽霊、2024年6月の仕事。

          幽霊、2024年5月の仕事。

          5月の仕事は『ZAITEN』の連載コラム。 ZAITEN『時代観察者の逆張り思考』6月号は「一億総批評家時代のテレビドラマ悲喜劇」。 『不適切にもほどがある!』と『虎に翼』と『オッペンハイマー』の三題噺。『オッペンハイマー』は映画なのでテレビドラマではないけど、そこは話の流れで。 内容はほとんどタイトルの通りなので、ここで書くことがない。 附記徒然。良く言えば、怒りのない穏やかな日々なのだろうが、物書きとしては虚無に近い日々なので、ここに書くことがない。 そういえば、

          幽霊、2024年5月の仕事。

          幽霊、2024年4月の仕事。

          4月の仕事は『ZAITEN』の連載コラム。 ZAITEN『時代観察者の逆張り思考』5月号は「鳥山明逝去と週刊少年ジャンプの抗争史」。 ……と言ってもタイトルほど物騒な話ではなく、2008年に「STUDIO VOICE」の少年ジャンプ特集で書いた話の延長線上のような話ですな。 あのときは、鳥山明氏の話はあんまりしていなかったからね。 いまは、かなり尖った作品も掲載するwebの「ジャンプ+」とかもあるせいか、漫画系のライター界隈もずいぶんジャンプに肯定的になっているけど、ほ

          幽霊、2024年4月の仕事。

          幽霊、2024年3月の仕事。

          3月の仕事は『ZAITEN』の連載コラムと『サイゾー』の特集原稿。 ZAITEN『時代観察者の逆張り思考』4月号は「松本人志に敗北した大阪サブカルチャー」。 3月号の吉本興業特集でコラムと別に書いた「ヨシモトが志向する「脱・愚連隊」の〝正業〟ビジネス」という記事の余談というか、松本人志の話題から1990年代の大阪サブカルチャーを回顧する、という話。 字数が足りなくて削ってしまった話題も多い……というか、概略しか書いていないんだけど、90年代は大阪在住の友人からローカル番組

          幽霊、2024年3月の仕事。

          幽霊、2024年2月の仕事。

          2月の仕事は『ZAITEN』の連載コラム。 『現代ビジネス』の『時代観察者の斜め読み』も入稿したので、そのうち掲載されると思うよ。 ZAITEN『時代観察者の逆張り思考』3月号は「菅直人の傲慢に振り回された東京・武蔵野市」。 いま見たら最新号案内に載ってなかったので、あとで修正入ると思いますが、何故かweb担当さんによく忘れられるな、この連載。 お題の通り、昨年12月24日の武蔵野市長選挙のドタバタ観察記です。 2023年1月号「保守と革新が逆転する武蔵野市」の続編ですな

          幽霊、2024年2月の仕事。

          幽霊、2024年1月の仕事。

          明けましておめでとうございます。 1月分の仕事は12月26日発売の『ZAITEN』で連載コラムが載っておりますが、大晦日に『現代ビジネス』の『時代観察者の斜め読み』も更新されました。 ZAITEN『時代観察者の逆張り思考』前回でも書いた通り、12月26日発売の2月号は「林真理子の文壇タブーは文春砲も防ぐ」。 現代ビジネス『時代観察者の斜め読み』チェックの差し戻しがあったので、年越しになるかと思っていたら、まさかの大晦日更新に。 今回は11月の池田大作氏逝去絡みのネタ。

          幽霊、2024年1月の仕事。

          幽霊、2023年12月の仕事。

          12月の仕事は『ZAITEN』の連載コラム。 ZAITEN『時代観察者の逆張り思考』1月号の『時代観察者の逆張り思考』は「インセル族議員「山田太郎」パパ活に死す」。 政務三役不祥事三銃士の一番手でありながら、続く柿沢未途の公職選挙法違反と神田憲次の税金滞納が強烈過ぎてすっかり忘れられているのが哀れすぎるから、忘れないために書いてみた。 もっとも、貫目の問題で話のマクラにしかならないので、本題は「インセル」を準備したゼロ年代の「非モテ」ブームとか森永卓郎とか文化庁の若手クリ

          幽霊、2023年12月の仕事。

          幽霊、2023年11月の仕事。

          11月の仕事は『ZAITEN』の連載コラム。あと、『現代ビジネス』の『時代観察者の斜め読み』も掲載された。 ZAITEN『時代観察者の逆張り思考』11月号の『時代観察者の逆張り思考』は予告通り、「続・カルト宗教としてのジャニーズ事務所問題」。 雑誌のほうもジャニーズ事務所特集になったので、10月号に続いてのコラムだけども、もうジャニーズ事務所自体で語ることもそんなになかろう、ということで、コラム自体は周縁の話へシフトしている。 現代ビジネス『時代観察者の斜め読み』こちらも

          幽霊、2023年11月の仕事。

          幽霊、2023年10月の仕事。

          10月の仕事は、『ZAITEN』の連載コラム。 スケジュール調整のため、珍しく『現代ビジネス』の連載『時代観察者の斜め読み』はお休み。 ただ、原稿は入稿済みなので、今月末か11月上旬に掲載の予定。 ZAITEN『時代観察者の逆張り思考』11月号の『時代観察者の逆張り思考』は、「カルト宗教としてのジャニーズ事務所問題」。 12月号の原稿も入稿済みで、こっちは「続・カルト宗教としてのジャニーズ事務所問題」。 どっちもタイトルはジャニーズ事務所で、内容はタイトルの通り。 半分く

          幽霊、2023年10月の仕事。

          幽霊、2023年9月の仕事。

          9月の仕事は、『ZAITEN』と『現代ビジネス』の連載コラムです。 ZAITEN『時代観察者の逆張り思考』10月号の『時代観察者の逆張り思考』は、「瀕死のビッグモーターと地方ラジオ局の地獄」。 タイトルの通り、ビッグモーターの話……というよりは、地方ラジオ局の経営話ですな。表紙はジャニーズですが。 現代ビジネス『時代観察者の斜め読み』連載2回目です。「46年前の『24時間テレビ』を探ってみる」というタイトルで、『ZAITEN』の特集とは関係なく、たまたまの偶然で昔の『2

          幽霊、2023年9月の仕事。