もしあなたが女性なら読んでみて欲しい。(ピルと手術体験談)
こんばんは
HAPPY人生サポーターのsarasaです!
先日お伝えしていた手術が無事に終わりました!
今日は女の人ならば関係のあるだろう子宮の病気についての経験談を書いていきます。
わたしはこの文章を通して
・ピル服用の経験談
・子宮頸がん検診の大切さ
・高度異形成で入院するときに知りたかった情報
を伝えたいです。
わたしは毎年子宮ガン検診を受けていたので早期発見に繋がったと思います。だからこそ皆さんにもその重要性をお伝えしたいと思い、記録を残すためにもnoteの記事として書くことを決めました。
少し長いのですがピル服用についても触れたいので、
今回の病気のこと、それに至る経緯、わたしの経験したことを皆さんに共有して、一人でも多くの女性が婦人科系の病気の早期発見、または病気への理解が深まればいいなと思います。
男性が読むと女性への理解が深まる内容になっているかと思いますので、よろしければ読んでみてください。
婦人科に初めて行った時の話
わたしが初めて婦人科に行ったのは高校生の時でした。
生理不順が原因です。
半年生理がこないことも普通にあり、親にも相談して恥ずかしかったですが、初めて婦人科へ検査に行きました。
わたしもそうですが、若い女性の多くが恥ずかしさを理由に婦人科に行くことを嫌厭しているように感じます。
でも当たり前なんですが、向こうも仕事だしそういう人の扱いには慣れているので行く勇気さえ出してしまえばあとは川の流れのようにスムーズに終わります。
あの椅子に座るのも、症状を話すのもすごく勇気がいるけど自分の体のことなのでほっておく方が怖いですよね、、、
その時の診察は、生理をこさせるための薬を出されて様子をみることになりました。
このまま続くようならピルを検討してみては、と勧められました。
しかし、当時のわたしはピルって「やらかしちゃった人が飲むもの」とか「遊びたい人が飲むもの」みたいなイメージがあったんですよ。つまり避妊薬として使うイメージ。
これって今の社会もそういう風潮がまだ残っていると感じます。
あとはピルを飲むと太るとか自然の摂理をコントロールしちゃうのは良くなさそうとか妊娠しづらくなるとかそういうよくわからないものへの恐怖心からくる噂で、あまりいいイメージがないように思います。
その後はそこまで不順になることがなかったので自然といかなくなりました。
価値観の転換
わたしにとって大きな価値観の転換点になったのが、ドイツ留学での出来事です。
(大学生3年生の時に1年間、語学留学していました)
ドイツ人の友達の家に泊まりに行った時、その子はピルを飲んでいたんですよね。
そこからピルの話になり、その子は高校生(18歳)だったのですが、15歳の時から飲んでいると言っていました。
聞くとドイツの女の子は初潮を迎えるか初体験をするくらいから飲むのが普通でなんと8割以上の女性が飲んでいるそう。
だから逆に飲んでいないことを不思議がられました。
後日他の友達に聞いたところ、わたしが聞いた友達は全員飲んでいると答えてびっくりしました。
実際ネットで調べてみるとドイツやフランスでのピル普及率は6割程度で、値段も日本よりはるかに安く、女性には必要な薬という認識が強いそうです。
日本では保険が効かないから高いし、イメージも良くないので敷居は高いですね、、、
でもこのドイツでの経験はかなり価値観の転換になりました。
帰国後
帰国後また生理不順になったわたしはまた婦人科にかかることにしました。
そこでついた診断は「多嚢胞性卵巣症候群」
多嚢胞性卵巣症候群(polycystic ovary syndrome、略してPCOSやPCOと呼ばれます)は、
1)月経が不順である、
2)卵巣に小さな嚢胞(卵胞)がたくさんある、
3)男性ホルモンが高くなるなどホルモン値のアンバランスがみられる、
の3つが揃うと診断されます。定期的な排卵が起きないため、不正出血が起きたり、無月経や月経不順になったりします。このような排卵障害のために不妊の原因にもなります。
http://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=75
この治療にはピルが使われるということでしたが、わたしはもうピルに対する偏見がなくなっていたのですんなり受け入れることができました。
ピルを飲むと最大半年ごとの処方になるので半年に一度は婦人科にかかることになります。
保険が効かないので、病院ごとに値段がかなり違います。
わたしも最初行った病院は1シート7000円。
これはかなりぼったくりな値段です。
その後不安になり別の病院に行くと1シート2700円でした。
この価格は適正価格です。
そしてその病院は1年に一回の子宮ガン検診が義務付けられていました。
その後引っ越したので別の病院にかかったら1シート2300円ですが、子宮ガン検診の他に血液検査も義務付けられているので年間の合計金額はあまり変わりませんでした。
ピルを服用すると血栓症になるリスクが飲んでいない人に比べると高くなることが報告されているので、この病院は血液検査も義務なんだそう。
値段は高いのですが、わたしにはいい作用しかなかったので、これだけ払う価値があると感じていました。
わたしが感じたいい点
・生理痛が劇的に軽くなる
・出血量が減る、期間が短くなる
・自分で生理日をコントロールできる
・性欲もコントロールできる
•メンタルがめちゃくちゃ安定する
他にもネット上には
・婦人科系疾患の予防
・35歳以上での妊娠のしやすさ
が挙げられていました。
ですが、感じ方には個人差があるので病院で相談してから試してみることをお勧めします。
わたしの病気
このようにわたしは婦人科に定期的に行っていて、子宮ガン検診も1年に一度必ず受けていたので今回の病気も早期発見することができました。
最初に検診に引っかかったのは4年前。
悪いウイルスが検出された(後述するハイリスク型ヒトパピローマウイルス(HPV)が発見されたことを意味します)ので、精密検査します。
と、検査するもそのときは経過観察。
その後、再度検査に引っかかり、子宮体がんの検査もしました。
子宮頸がんの検診はさほど痛くないのですが、体がんは結構痛いし出血量もかなりありました。
でもすぐ手術するほどの結果ではなく経過観察。
そして去年ついに異形成があると言われました。
子宮頸部異形成
簡単に言い換えますと子宮頸がんの「何歩か手前」の状態です。
異形成とは「がん」と「正常」の中間の状態です。
子宮頸部異形成には3段階あり
・軽度異形成(CIN1)
・中等度異形成(CIN2)
・高度異形成(CIN3)に分かれます。
高度異形成(CIN3)は子宮頸がんの一歩手前の状態です。
細胞診に異常が認められた方は後述するコルポスコープ検査を受ける必要があります。そこで組織診を行い、確定診断を行います。
子宮頸がんであればすぐに治療が必要です。
しかし、子宮頸部異形成は「がんの何歩か手前」の状態ではあっても治療の必要がないことが多いです。なぜならば大多数の方の子宮頸部異形成は何も治療を行わなくても自然に治ってしまうからです(ただし数年の時間かかることが多いです)。
どの方が高度異形成や子宮頸がんに進行するかまでは現在の診断技術ではわかりません。軽度異形成(CIN1) 中等度異形成(CIN2)と診断された方は3~6ヶ月毎の定期健診が必要になります。
とサイトを引用させていただきましたが、この中でわたしは中度異形成でした。
なのでまたしばらく様子見。
自然に治ればいいね〜と言われて特に行動制限はありませんでした。
そして、今年の検診ではついに高度異形成と言われ、コルポの検査を受けました。
コルポスコープは子宮の出口を拡大視する内視鏡です。
内診台にて診察します。診察所要時間は約5分です。
子宮頸部を観察しやすくするために、酢酸を子宮頸部に浸します。
最後に2~3カ所ほどの子宮頸部組織を数mm角で採取します。
採取した後は若干出血しますのでタンポンを挿入して診察終了です。
採取した組織を病理組織診断に提出します。
検査結果が出るまでに1週間ほどかかります。
これの結果で高度異形成が確定したので、ガンに進行する前に切除するための手術をすることになったのです。
一般的に高度異形成で行われる手術は円錐切除術と言われます。
子宮頸部円錐切除術とは子宮頸部高度異形成(CIN3)などに対して行う治療です。
子宮頸部を円錐状に切除します。手術時間は約30分です。当科では全身麻酔にて行っており、2泊3日の入院が必要です。(とありますが、わたしは10分で終了、1泊2日で出されました)
子宮を全部切除しないため、手術後の妊娠、出産も可能です。しかし、この手術の術後は切迫早産の傾向がでることが知られています。そこで、今後の妊娠、出産を考えられている方に関してはとくに子宮頸部を必要最小限のみ摘出するように心がけています。
こちらのサイトからほぼ引用させてもらいました。
術後に切除した部分を病理検査し、がんに進行していないかを確かめます。
異形成になっているところを全て切れていればその後は経過観察で済み、日常生活に戻れるし妊娠も可能です。
ただ、取りきれていなかった場合はもう一度手術をして深めに切り取るか、最悪は子宮を全摘することもあるそうです。
わたしの年齢では子宮全摘はおすすめされませんでしたが。
ちなみに原因としては
子宮頸部異形成と子宮頸がんの主たる原因は、ハイリスク型ヒトパピローマウイルス(HPV)の持続感染であることが知られています。HPV感染は多くの場合、性交渉により生じます。しかしながらハイリスク型HPVに感染した場合でも、多くの場合が自然消失します。一方でHPV感染が持続した症例の中の一部が、数年~10年という期間を経て、子宮頸がんへ進展すると言われています。
手術、入院までの心境
手術が必要と言われ、大きな病院を紹介され、実際に手術するまで1ヶ月程度でした。
いよいよ手術しなきゃいけなくなったのか〜という複雑な気持ちと、初めての入院に不安感はありました。
でも毎回面倒でも検診を受けていてよかったと思いますし、貴重な体験を出来たなとも思います。
わたしより大変な人はたくさんいるし、命に関わるような大きな手術ではないにしろ、全身麻酔を使うのでやはり緊張もしましたね。
わたしは今まで結構波乱万丈な人生だったので、あと経験したことないのは入院・手術だけだ〜なんて冗談で言ってたら本当になってしまいました。
(みなさんも発言には気をつけましょう(笑)
そして初めての入院で流れもわからなければ、どんな手術かも想像できなくて不安だったのでわたしの実際に入院してから退院するまでの流れを一例として載せておきます。
もちろん病院によって対応は異なると思うのですが、参考までに。
入院してから退院するまで
入院する日は朝8時半に来てくれ、と言われ
入院手続きをすませました。
今はコロナで面会が全面不可だったため、主人とは病棟に入るところでお別れでした。
ここ数年離れて過ごすことがなかったし、初めての入院だったので主人も今回はかなりメンタルにきたようです。
朝7時から飲水も不可だったので、うがいしてごまかしながらぼーっと待っていました。
手術の予定時間は16:45〜。こんな早く来る必要はあったのだろうか、、、
12時を過ぎた頃に少し手術が早まりそうだ、とのことで点滴開始。
多分水分的なやつ
手術着に着替えるも全く呼ばれず昼寝をして待ちました(笑)
よく入院患者さんがベットにいると具合悪くなるっていうのわかる気がする。
なんかね、空気感がだる〜い感じがする(笑)
なのでデイルームに散歩へ行ったり読書したりお昼寝したりして待っていました。
結局15:45になってそろそろ順番なので検温と血圧測りますね〜と看護師さんがきました。
そして16時〜オペスタート。
ストレッチャーで手術室に運ばれたと思ったらマスクの上から酸素マスクをつけられて、「今から麻酔しますよ〜ちょっとじわっと沁みるかもしれませんが、すぐに意識が無くなりますからね〜」と言われ、
本当にじょわ〜〜と全身に変な感じがした瞬間、意識はなかった。
次に目が覚めた時には「終わりましたよ〜」という声だった。
あっという間。
聞けば手術時間も10分ほどで終わったそう。
本当に切れたの?なくなったの?
朦朧とする意識のまま部屋に運ばれる。
すっごく寒気がしたので電気毛布と布団を3枚かけてもらい、うとうととまだ麻酔のきいている体で「あー終わったんだ〜」と一安心しました。
術後3時間は絶対安静ということで、トイレも行けず30分ごとに看護師の検温と血圧チェックと血が出ていないか確認される。
3時間も経つと意識もはっきりするので、家族に無事の連絡を済ませました。
そして夕飯が出されて「これを半分以上食べられたら点滴外せますからね〜」と言われたので頑張って食べました。
正直美味しくはなかった(笑)
9時に消灯され、爆睡。
(大部屋だったので周りの人がトイレに行くたび起こされはしました)
6時に看護師さんに起こされて色々チェックされる。
8時に朝食が出て(これもあまり美味しくはなかった)
9時に診察、出血が少なく大丈夫そうなので退院で。と言われる
10時にお会計ができたのでもう退院できますよ〜と。
思っていたよりは安かったです。
最後に保険に提出する書類をお願いしてから帰宅。
まとめ
以上がわたしの今日までの記録です。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
いかがだったでしょうか。
何か少しでも役に立つことや知れてよかったと思うことがあれば嬉しいです。
わたしはこの文章を通して
・ピル服用の経験談
・子宮頸がん検診の大切さ
・高度異形成で入院するときに知りたかった情報
をお伝えしてきたつもりです。
質問や意見、感想があればぜひコメント欄で教えてください!
では最後まで読んでくださりありがとうございます!
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▼このnoteを書いた人
sarasa (Twitter)
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