sarasa

作詞作曲して歌う人。たまに被写体。思ったことと感じたことの記録

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最近の記事

一番欲しいものについて

一番欲しいのに絶対に手に入らないものがあると、散財してしまう。 あなたに隣にいて欲しかった日に、例えば音楽を作っていて上手くいかないと、「音楽まで私から離れるんだ」と思う あなたの手を握りたかった日に、例えば友人にドタキャンされたときは、「あの子まで私をそんな風に扱うんだ」と思う あなたに抱きしめて欲しかった日に、綺麗なコートがお店に並んでいると、あなたの代わりにせめてお気に入りのコートに抱きしめられたくて買ってしまう 一番欲しいものは絶対手に入らないと分かってるから、せめ

    • 11月21日について

      今日は好きなひとの誕生日でした 別の誰かとどこかでお祝いしてるんだろな あなたがくれたセーターと指輪をして 今日はちゃんとつつまれていたよ 寒かった

      • 魔法

        作詞作曲 SARASA 魔法がない世界なら あなたを選んだでしょうか 優しく私に触れた温もり 確かに感じたあなたの鼓動 誰かを傷つけることが 誰かを愛することだと 気づいた時には   私もうあなたに愛されてた 晴れた朝に氷の魚を空に泳がせる あなたの魔法 まだ覚えていますか 本当の強さが 何か教えて ねえ今、知りたいの 教えて あなたがいない世界なら 孤独を選んだでしょうか あの時私が望んだ未来 肩に感じたあなたの涙 誰かを傷つけることが 誰かを愛することだと 気づ

        • 大事にされるということについて

          「大事にされる」ということがどういうことかというと、「自分の嫌がることをしない」でいてくれることに尽きる。 決して私の嫌がることをしないひとって、出会った中で実は本当に少ない。相手の嫌なことをしないってそんなに難しいことなの?と思うかもしれないけど、どうやら大抵の人には難しいらしい。 機嫌を損ねるとわざと相手が不快な態度をとること 自分がセックスしたいから相手が嫌がっていそうでも押し倒すこと 押せば通ると思って相手に無理をさせる我儘を言うこと そういうことをしないでいて

          儀式について

          まだ好きな人が一人暮らしをしてたとき、よく彼の家でお互い口にいれた飴を、駅までの帰り道に2人で舐めて、駅に着いたらこっそりキスで交換してた。駅まで送って貰ってさよならしてから電車の中でひとり、彼の舐めていた飴が溶けるまで口の中で転がしていた。 そういう儀式って忘れられないからずるい。 飴を見る度にそれを思い出す。 私も誰かの記憶に留まりたくなったらそういうことをしようって、あなたのお手本を見て思ったよ。 私はあなたの中に今どのくらい存在してるかな。 8割くらいが私だとい

          儀式について

          目に見えるものと目に見えないものについて

          今いちばん欲しいものってなんだろ デパコスや可愛い服は見たら欲しくなるけど、目に映らなければ欲しいと思わないかもしれない。 仕事でもプライベートでも持てる黒いバックは欲しいかも。丁度いい大きさってなかなかない。 まあそう考えたらお金かな。 だけどそういうんじゃなくて、仕事ができる才能とか知性とかも欲しい あと、好きなひとを夢中にする魅力とか。 でも、好きなひとに好きって思われなくてもどうせ好きだし、ひとりが怖いのは1人で生きていける自信が無いからだし、仕事や知性が自分にあ

          目に見えるものと目に見えないものについて

          不安について

          つかれたと思う 何かを考えることに。 私の耳が、あまり良くならない理由なんて決まっている。きっと見通しが立たない将来が不安なんだろう。考えても仕方ないことばかり考えるからだ。 ありきたり。 疑うのがつらいならいつか傷つくとしても信じるしかない 好きなことを辞められないのなら諦めて一緒にいるしかない 今この瞬間の目の前にある現実を生きるしかない 話すことなんてない。 最近あなたは服の話ばっかりしてるね 別に一緒にいられるならそれでもいい 私の話なんか興味なくてもいい ただ

          不安について

          1番好きな場所について

          小学生のころ、1番好きな場所は美術室だった。 あの部屋に行ける図工の時間が大好きだった。 絵の具と木材が香り、日当たりのいい教室の大きな窓から日が差すとニスが垂れた棚がキラキラした。 先生は背が高い若い男の先生だった。 淡々とその日作るものの手順を説明したあと、 教室の前へ集合させるとみんなの前で見本を見せる。それをじっと見つめながら、わくわくする自分。 先生は見本を見せ終わると、あとは何も言わずに生徒の様子を見ていた。 席につくと夢中で取り掛かり、あっという間に時間が

          1番好きな場所について

          秋の夢について

          秋は、乾燥した土の香りが混ざった少し冷たい風が汚れを流すように吹いていて、空気が綺麗に感じる。 太陽が葉を黄緑に照らしたり、白いシーツが風に揺れるのを見て吸い込まれそうになったり、駐車場の車のフロントガラスがキラキラしていたりする。 暑くてバテた夏のあと、寂しい心の隙間に少しだけ美しいものが入り込むと、死にたくなる。 綺麗な世界に取り残される前に、何かを焦って手に入れたくなったり、この場で全部を終わりにしたくなったりする。手の届かないものを諦めたくなったり、我慢をやめてし

          秋の夢について

          LIVE 水中游泳 について

          SARASA first EP & second EP 同時リリース 2024年2月14日にSARASAとして、初めてEPという形で、5曲収録されたCDを2枚同時リリースした。 計10曲。 first EPは「涙を泳ぐ魚たち」というタイトル。 曲目は 1. 失くしもの 2. さよならの詩 3. 魔法 4. 魚 5. 青星 second EP は「あと40秒で消える街」というタイトル。曲目は 1. 青信号 2. 花冷え 3. Narnia 4. season 5. 花

          LIVE 水中游泳 について

          嫌いなものについて

          嫌いなものを言葉にする理由 「嫌なものはいやって言っていいんだよ」 昔通ってたピアノ教室の先生にばったり会ったときにそう言われた。 責める感じじゃなくて、心配そうに優しい顔で。 ピアノは4歳から通いはじめて大学生まで習っていた。 中高生のころピアノの練習は結構サボりがちで、ピアノのレッスンの時も先生とお喋りしていた。 45分のレッスンのうち15分くらいは雑談してたんじゃないかな。 先生は怒ったりせず、そろそろピアノ弾く?ときいてきて、私はそれにうんと頷いてやっと鍵盤に触

          嫌いなものについて

          好きなものについて 後編

          前編の続きです。 辻村深月の「凍りのくじら」 この小説の主人公、理帆子は、母親が入院していて、カメラマンの父親は家を出て、友達とはどこか距離を置いて壁をつくる女の子。どこか達観していて、周囲と深く関わることを避けながら、自分の心の中で他者を物語の登場人物のように設定して理解したような気持ちになる。 そういうのって私にもあった。特に学生のときはひどくて、孤独でいたがってるくせに寂しくて本当は見つけてほしがっていたと思う。他人を勝手に解釈して、たぶん自分より周りをこどもだと

          好きなものについて 後編

          好きなものについて 前編

          好きなもの(こと、人)を紹介する理由 私は多分、好きなものよりも嫌いなものが多いと思う。 というより、「これさえなければ許せる」という感覚で物事を評価してることが多い気がする。 すごい好きって訳じゃないけど妥協して、「まあOK」という感じ。 よく0か100か思考の人がいるけど、私の場合はほぼ全部がグレー。何事も曖昧ではっきりさせたくないって感じてる。人に関してはもっと複雑な生きものだと思うし、その人に対して好きな面も嫌いな面もあって当然で。愛してる人でも嫌いなところがある

          好きなものについて 前編

          はじめましてnote

          自己紹介 sarasaといいます。仕事は内緒。趣味で作詞作曲して歌っています。 Youtubeのリンクから聴いてください。 大学、大学院では心理学を専攻してました。愛犬はサモエド。好きな人は薬剤師。推しはミセスの大森元貴くん。好きな小説は辻村深月の「凍りのくじら」。好きなアーティストは宇多田ヒカル。好きな食べ物は辛いもの。好きなキャラクターはムーミン。メニエール病とHPV治療中。 書こうと思った理由と書くこと このnoteの書くことは大して決めていません。あらかじめ決め

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