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寺子屋さらんは、「体と心を調える」がテーマです!と、色々なところで繰り返しお伝えしています。皆さんもどこかで目にしてくださっていると思いますし、もう見慣れてしまったという方もいるかもしれません。今日はもう一度、この言葉の真意に立ち帰ってみたいと思います。 治す 寺子屋にお越しくださっている方々の年齢層は40~80代が多く、皆さんそれぞれに体の不調があってご参加さる方が多いです。参加のペースや頻度がそれぞれ異なると同時に、気合の入れ方もそれぞれ。どんな心持ちで取り組むの
今日は煩悩の役割についてのお話をシェアしたいと思います。煩悩と聞くと良くないイメージがありますが、扱い方によっては宝になる大事なもの。では、どんなふうに扱ったらよいのでしょうか。数ある煩悩の中から、身近なものを例として挙げてみますので、取り扱ってみましょう。 「あの人と出会わなければこんなに苦しまなかったのに」 「あの出来事がわたしの人生を狂わせた」 「職場や学校や家庭の環境がいけない」 「なんでわたしばかりこんな目にあうんだ」 普段は口にはしないけど、実は腹の奥底にひ
先日の坐禅会にご参加くださった方が、坐禅のあとの茶話会でこんなことをおっしゃっていました。 「家で横になってごろごろしてる家族を見るとイラっとしちゃうんです。自分ばかり働いているような気がして。でも、自分も横になって休もうとすると時間を無駄にしている感じがしてきて休めないんです。もっとがんばらなきゃって思うし、自分はがんばれているかどうかもわからない。」 止まれない とても共感できるお話でした。がんばれているかどうかもわからない、それはすでに相当がんばってこられた方
今年のお彼岸は雪が降ったり、強い寒風が吹いたり、「暑さ寒さも彼岸まで」とは言いずらい1週間でした。寒の戻りが長引いて体調をくずされている方も多いようです。 私もそのひとり。お彼岸中日の夕方、そろそろ墓地の扉をしめて1日を終えようとしたころ、背中に強い寒気が。ストーブにあたっても強まる悪寒。嫌な予感とともに体温を計ってみると38度。喉の痛みもなく、咳も出ず、鼻水もなし。ただただ高熱が出るという状況でした。 翌日病院へ行って検査をしてみると、コロナもインフルエンザも陰性。先
昨日2月9日、新講座「テーブルで楽しむ茶道」が始まりました。椅子を使ってお茶を点てるので、足がお悪い方や年配の方もゆっくり楽しむことができます。お茶を楽しみながら掛け軸を味わったりして、豊かな時間となりました。 露地 正式な茶室には、そこへ続く露地(ろじ)があります。石畳を1歩1歩歩いているうちに、心がお茶の時間に向かいはじめ、日常での肩書や役割が1つずつはがれ落ちていきます。露地の露は「あらわ、はだか」という意味があり、心の飾りを外して茶室へ入ります。お寺には
長野市にある曹洞宗のお寺「栽松院(さいしょういん)」の寺子屋「さらん」です。2024年1月に正式にオープンいたしました。住職の妻が担当しております。 坐禅の実践で大切にされている「調身・調息・調心(ちょうしん・ちょうそく・ちょうしん)」の教えを元に、『体とこころを調える』をテーマした講座を開催しています。 健康とは? わたしたちはみんな、「健康でいたい」と思いますよね。では、健康とはどんな状態のことを指すのでしょうか? 体に病がないこと 体のどこかに痛みがな
毎月開催している坐禅会で、30分の坐禅のあとに簡単な茶話会を開いています。坐禅30分、茶話会80分。気づけば茶話会の時間の方が長いという、興味深い内容になってきています。 コミュニケーションが気分を変える 先日、坐禅会の参加者さんがこんなことをおっしゃっていました。 「坐禅のあとの平らな気持ちで皆さんと接する茶話会が好きです。」 「茶話会でみんなの感想を聞けるのが楽しい。」 30分間じっと坐禅をして集中している間は、もちろんおしゃべりもしなければ、周りの様子をキ