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つくづく美容室を探すのって難しいな、と思う

今年は美容室ジプシーでした。

実家が床屋さんなので、髪のカットは父か母にしてもらっていました。
中学の頃は校則でマッシュルームカットにオンザまゆ毛。高校になって憧れの「段カット」が許され、まわりに聖子ちゃんカットがあふれてくると、俄然、美容室へ行きたくなったものです。しかし、よそでカットをしたいという願望があってもどこか後ろめたく、美容室代だってもらえないので、初美容室は高校卒業以降だったと思います(田舎&昭和の話ですので)。

人より遅い美容室デビューだからか、私はどうにも美容室が苦手です。
かつてアシスタントさんが多い美容室へ行っていたときは、カットする人、シャンプーする人、ブローする人と次々に交代していき、そのたびに「今日はお休みですか~?」と話しかけられる。終わるころにはぐったり疲れて、の繰り返しでした。
父母のもとで好き勝手にくつろいでカットしてもらいながら育ったせいか、いまだに美容室のあの空間では寛げません。
そしてここ数年、担当の美容師さんが退職したり、閉店したりで変わらざるを得なくなったときは、「一人ですべてを行います」という記述のあるお店を探しています。

年々白いものが増えている髪は、もちろんショート。もう死ぬまで伸ばすことはないと思います(お手入れムリ)。その短い髪でも、ちょっと変えたいな、と思うのはしょっちゅう。
けれど「こんな感じで」と見本の画像を見せるのも恥ずかしい。骨格もサイズも違うだろーって絶対思う!!絶対思う!!と妄想してしまいます。

2020年の春、初めて緊急事態宣言が出たときに、それまで行っていた美容室が予約のある人しか受け付けないとなって、近所の美容室(半年くらい前に開店したことは知っていた)に飛び込みました。担当してくれる美容師さんは、30代半ば・男性、もちろん初対面。「どうしたらいいと思います?」と聞いてみる(ことにしている)。
無難に「同じ感じで全体を短くしましょうか」みたいな提案だとがっかり。「思いきって変えちゃいましょうよ」くらい言ってくれる人がいいんです。オバサンにも「今どきでありたい」という見栄があり、でもどうすれば今どきになるのか分からないから教えてほしい。
結果、コロナ禍の飛び込みは「当たり」でした。
 
あれから2年が経ち、担当してくれていた人が「転職します」となって悲しみの淵へ。また美容室探しか・・・。手荒れが原因でまったく別の職業に就くと退職。平和な時間は長く続かないものです。
 
一人ですべてを行うという条件で絞り込んで、1軒・・・2軒・・・どちらも「一度も外さない」マスクあり施術で、耳にかけたゴムが禍となって(染まってなかったり、長さが違ったり)再来店ならず。あ、マスクをしたままの施術がすべて悪いというわけではなく、たまたま私の仕上がりが納得いくものではなかった、運が悪かった、ということです。念のため。
 
もうどうすりゃいいの?の3軒目で担当してくれた美容師さんは、20代後半・男性。「ここ切っちゃっていいですか?」の提案が気に入って、先日3度目の予約を入れました。
ちなみに「髪型の画像を見せたら、モデルさんと違いすぎて笑わない?」と聞いてみたところ、「画像の髪型しか見てないんで」と、若さゆえか(?)さっぱりした答え。オバサン、あなたに任せるから~となっています。
 
一つ気になるのは、その美容師さんの手が荒れていること。辞めたりしないよね。

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