
さかな天国で、敢えての「缶詰」スリランカカレー!
近頃の缶詰はとても優秀。非常食や食材に困った時に…なんてレベルではなく、しっかりと一品を張れるものが続々登場しています。缶詰が主役の「缶詰Bar」なんてのもありますね。
当然カレーも缶詰テリトリーに進出。大手食品メーカーがタイカレーをはじめアジアンカレーをハイレベルな味で出していて、なかなか使えます。
とくれば、ついにスリランカカレーバージョンの缶詰が発売!?
いえいえ、今日はそういう話ではありません。
敢えての「缶詰」カレー
スリランカは海に囲まれた島国。
漁業も盛んで、海産物が豊富に獲れます。魚も大小さまざまな種類がこんな風に毎日市場に並びます。まさに、さかな天国。
しかし、です。
そんなスリランカでも、缶詰の魚をよくカレーに使うんです。
特に使われるのが、「サバの水煮」です。
「今日は食材が何もないよ。仕方ないから、缶詰で作ろうか」
なーんて使い方ではなく、敢えて「サバ缶」
現地の料理本にも「Tin(=Can) Fish Curry」として堂々と載っているくらい、
れっきとしたポジションを確立しています。
そしてこれが、実に美味しいのです。
イワシ缶カレーに初挑戦
わたしは日頃サバ缶を常備していて、「サバ缶カレー食べたい!」と思い立ったらすぐに作れるようにしています。
昨日も常備しておこうとスーパーの缶詰コーナーで品定めをしていると「釧路のいわし水煮」というのが目に入りました。サバも好きですが、イワシも好き。
明日は節分ですから、今日はイワシ缶カレーに挑戦してみましょう。
開けると…オイルサーディン状の小魚が並んでいるのかと思いきや、サバ缶のサバと遜色ないくらい立派なサイズ感でした。身も水分もすべて使います(写真は水分を取り除いた状態)。水分は程よく塩味がついているので、塩分は整える程度で良いのもGood。
いつものサバ缶カレーと同じように、トゥナパハ(ミックスカレーパウダー)は使わず、粗挽きチリと黒胡椒だけで味を整えます。
辛い。ガツンと痺れる、大人のカレー。
久びさに味見で涙が出ましたが、サバ缶と双璧の美味しさ。
煮込む時間も短く、思い立ったらささっと作って食べられる点も缶詰カレーのよさ。普段ご飯に取り入れやすいですね。
ちなみに、スリランカカレーの缶詰は存在しません(2021年2月1日現在、サライラサイ調べ)。どなたかご存知の方は教えてください。
…認知度アップの暁には、開発します!(笑)
ともあれ、今夜もカレーだ。