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幸せに効く最強の薬(1/3)【血迷いがちな幸せ論(3)】

こんにちは、さらばです。

この「血迷いがちな幸せ論」では、多くのひとが求める幸せというものは保存できず、しかも慣れるのでいつか壁にぶち当たり、そのうち「インスタントな刺激」に幸せを求め過ぎて人生が破綻しかねない……ということを前提にしています。

でも実はわたし、幸せを繰り返し生み出すメカニズムをそこそこ確立しておりまして。
今回は、そのことについて書いていこうと思います。

幸せを再現し続けるための前提条件は?

以前も書きましたが、幸せは保存できません。
だから幸せな状態を継続するためには、

「何度でも繰り返し、幸せを発生させるしかない」

と考えています。
だけど良くも悪くもひとは「慣れる」生き物ですから、以前はとてつもない幸せを感じていた行為に対しても、そのうち幸せを感じられなくなっていきます。

大好物も食べ過ぎると飽きるし、大好きな音楽を聴き続けても飽きるし、夢中だったはずの恋人とマンネリ化することもよくあるし、給料が上がっても半年後にはそれが当たり前になってるし……という塩梅です。

だけど逆の考え方をしてみましょう。
この「慣れる」という習性を理解していれば、どうしたら人間が幸せを感じ続けられるのかが解ります。

要するに、

「慣れないよう、変化し続ければいい」

のです。
これが幸せを再現し続けるための前提条件になります。

表面的な変化、本質的な変化

間違いやすいのは、ここで言う「変化」は表面的なものではなく、本質的なものだということです。

ただ本質は目に見えず、変えにくいので、マンネリを打破しようとして表面だけを変えてしまうひとは多いんじゃないでしょうか。でも本質が変わらない場合、すぐにまたマンネリにとらわれてしまうでしょう。

例えば短期間のうちに、

  • 恋人と付き合っては別れ、を繰り返すひと。

  • 転職を繰り返すひと。

なんかを想像すると解りやすいと思います。
今の恋人や職場に幸せを感じられず、変化を求めること自体は良いことかもしれません。が、短期間で繰り返してしまうなら、それは表面しか変えられていない可能性が高いでしょう。

「え? つまり今の相手とか場所でがんばれとかそういう話?」

と思われたかもしれませんが、そういうわけじゃありません。
本質を変えるために表面を変えるというのは、有効な方法のひとつだと思います。あくまで表面「だけ」を変えても意味がないということです。

幸せは環境でも状態でも属性でもない

血迷いがちなひとの中には、幸せを「環境(あるいは状態や属性)」だと勘違いされている方がいます。例えば、

  • 結婚したら幸せになれる。

  • 一流の大企業に入ったら幸せになれる。

  • 偏差値の高い学校に合格したら幸せになれる。

  • お金持ちになったら幸せになれる。

  • 夢を叶えたら幸せになれる。

といった思い込みは、全部間違いです。

もちろん「結婚しているひと」「一流の大企業に勤めているひと」「偏差値の高い学校の学生」「お金持ち」「夢を叶えたひと」の中には、今このとき幸せな状態にあるひともいるでしょう。
けどそれは「独身者」「中小企業に勤めるひと」「偏差値が高くない学校の学生」「中流階層」「夢を追っていないひと」の中に、今このとき幸せな状態にあるひとがいるのと、全く同じことです。
両立可能条件ではありますが、幸せを担保してくれる「環境」などというものは世の中に存在しません。

何故なら、しつこいようですが「幸せは保存できず、しかも慣れるから」です。
幸せは環境でも状態でも属性でもありません。

ならなにか?
現象です。

幸せは現象

例えば

「紙に火を付けて燃える」

これが現象です。燃えている間だけが「燃える」であり、燃える前も後も「燃える」ではありません。
当たり前過ぎる話で恐縮ですが、これが幸せになるとなぜか勘違いされる方がいます。

「わたしは結婚して子どももいるから幸せなんだ」

とか

「俺は一流企業にいてそこそこ年収も高くて出世もしてるから幸せなんだ」

とか、自分に言い聞かせるように思うひとが一部にいると思います。
が、これはいわば、ただの紙を前にして

「空気が乾燥していて、紙は燃えやすいから燃えてるんだ」

と言ってるようなものです。
空気が乾燥してようと、紙が燃えやすい物体だろうと、「燃えてなかったら燃えてない」ですよね?(自分でなに言ってんだと思いますが)

同じように、どんな環境にあろうと、幸せを感じる脳内物質が出てなかったら間違いなく「幸せじゃない」のです。

幸せを獲得するための大前提

つまるところなにが言いたいかというと。
幸せというのは極めて主観的で、個人的で、内的なものだということです。
言い換えるとこうなります。

「幸せとは誰かが与えてくれるものじゃない。
 自分が感じるものだ」

ただし、これだけだと伝わりにくいと思うので、もう少し噛み砕きます。

「幸せとは自分が感じるものだ。
 だから感じ続けるには、自分が変わり続けないといけない。
 でもそのためには、誰かやなにかが有用だ」

これが、わたしの「幸せを繰り返し生み出すメカニズム」に関する考え方の基本です。まとめるとこうなります。

<幸せを繰り返し生み出すメカニズム>の基本
1, 幸せを感じる。
2, 幸せに慣れる。
3, 表面を変える。
4, 表面を変えることによって本質を変える。
5, また違う幸せを感じられる。

上に書いたとおり本質……言い換えると自分の内面を変えないといけないのですが、内面を直接変えることは極めて難しいです。だからそのために表面の変化を利用します。
表面「だけ」を変えても意味がないと書いた理由、お解りいただけたでしょうか?


というわけで今回は以上です。
次回はこの話を元に、わたしがなにをすることによって「変化しながら幸せを感じ続けているのか」を書きたいと思います。

お読みいただきありがとうございます。
さらばでした!

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