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さらば、noteを書く理由

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誰得のマガジンなんだという感じで恐縮ですが、わたしがnoteを書く理由や自己紹介的内容について書いた記事をまとめました。
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#創作

「創作と仕事」の壁をぶち壊す(6/6)【さらば、noteを書く理由(19)】

1~5はこちら。 なりたい自分の姿前回までに書いたことを要すると、 「創作(物語)も仕事(戦略)も、"必然性のある強固な因果論理が大事"ってとこが同じだと思うんですよね!」 という話なんですが、その気付きからわたしがこれからどうしたいのか? が今回のテーマであり、本タイトル"「創作と仕事」の壁をぶち壊す"シリーズのまとめです。 結論。 「戦略を描けるようになりたい」 これです。明確に。とりあえず今年の目標的な? ビジネスだろうと物語だろうと、一端の戦略を描ける能力

「創作と仕事」の壁をぶち壊す(2/6)【さらば、noteを書く理由(15)】

1はこちら。 編集者によって、幻想が打ち砕かれる特に驚きの事実ではなかったのですが、編集の方からいただいた数々のコメントは、仕事として捉えるとごくごく初心的な、当たり前のことが多かったです。 曰く、想定読者を考えようとか。 曰く、感情移入させたい読者に近い属性(年代とか性別)の主人公にしようとか。 曰く、はじめに「誰がなにをする物語を書くのか」をはっきりさせようとか。 曰く、プロットを書こうとか。 曰く、前半のもっと早い段階で物語を動かそうとか。 曰く、起承転結の転であま

「創作と仕事」の壁をぶち壊す(1/6)【さらば、noteを書く理由(14)】

こんにちは、さらばです。 ここしばらく「さあ、ひととしての次元を上げるときがきた」から始めて、文書きとしての現在地、仕事人としての現在地を書き連ねてきました。 今回からは、いよいよ"わたしが考えたいこと"の本丸である「創作と仕事」の融合みたいなことについて書こうと思います。 創作と仕事は交わらないもの、だったそもそもの話、わたしにとって長い間「創作と仕事」はほぼ交わらないものでした。 大学時代、わたしにとって創作は「心のままやるもの」で、そうでなければやる意味がないも

「わたしは仕事ができない」と自覚したい:仕事人としての段階(3/6)【さらば、noteを書く理由(10)】

1、2はこちら。 それなりの実力と経験を積んできた……はずだったそれまでわたしは仕事の上で、あまり低い評価を受けたことがありませんでした。 もちろん自分が並外れて優秀などとうぬぼれたことはありません。ただ、創作を続けるために、一定以上の成果を出し続ける必要があると考えていたわたしは、おそらく周囲よりはストイックだったのでしょう。 仕事の内容としては、広い意味でずっと「企画」をしてきました。 働く部門や拠点、厳密な意味での職種は何度か変わり……商品の企画をしていたこともあれ

「わたしは仕事ができない」と自覚したい:仕事人としての段階(1/6)【さらば、noteを書く理由(8)】

今回の話の前段はこちら。 お金や地位より欲しいもの前回までは、わたしの「文書きとしての段階」について書きましたが、今回からのテーマは「仕事人としての段階」です。 以前にも何度か書きましたが、わたしが勤め人として働く理由は、 です。 そしてそのための仕事のスタンスとしては、 みたいな感じだと書きました。 こんなわたしが仕事に求めるのは、年収アップでも出世でもありません。 や、もちろん収入は多いにこしたことはないですが、富裕層の生活みたいなものには全く興味がないです。

11年10作+7年20作:文書きとしての段階(2/3)【さらば、noteを書く理由(6)】

1はこちら。 第2部2章は商業志向それまでのわたしの執筆スタンスと言えば、第1部から数えて15年以上 「好きなものを好きなように書く」 以外の何者でもなく、当然の帰結として売れることは考えていませんでしたし、その努力もしませんでした。 これまで他の記事で何度か書いてきたとおり、他人の評価を気にすることで書くことが楽しくなくなったり、書くことをやめてしまうことになると、人生にとって損失が大き過ぎるという考えが基本にあります。だからとにかく書き続ける、書き続けられる自分であ

11年10作+7年20作:文書きとしての段階(1/3)【さらば、noteを書く理由(5)】

今回の話の前段はこちら。 文書きとしての段階プロフィールにも書いているとおり、わたしは18年以上物語をつくり続けているのですが。 かなりざっくり分けると、最初の11年間と次の7年以上(現在進行形)でだいぶ内実が異なります。 そこで、便宜上前半11年を「第1部」、後半7年以上を「第2部」と呼んでおおまかな流れを書こうと思います。 第1部:11年10作とにもかくにも「小説という形式で物語を書く」と決めたわたしは、手始めに5ヶ月ほどかけて一本の長編小説を書きました。 長編と言

自己紹介がてら……創作を必要とするあなたへ(後編):創作を本当に深刻な意味で阻むのは、いつも創作以外のものだった。【さらば、noteを書く理由(3)】

こんにちは、さらばです。 さて前回に引き続き、自己紹介がてら「ここでこんなことを書いていこうと思います」的な話になります。 前回のあらすじで、なにを書くの?世の中には、物語づくりを職業にしたいひとのための書籍やWebがたくさんあります。 わたしもそういうコンテンツは好きなので、今までちょこちょこ読んできました。 内容として多いと感じたのは、以下のふたつです。 いい物語をつくるための創作論やテクニック。 いい物語をつくる上での心構え、精神論。 どちらも非常に大事だと思

自己紹介がてら……創作を必要とするあなたへ(前編):欲しいものは、はっきりしていますか?【さらば、noteを書く理由(2)】

こんにちは、さらばです。 さてさてnoteデビュー直後なので、しばらくは自己紹介がてら「ここでこんなことを書いていこうと思います」的な話をします。 18年以上物語をつくり続けてきた、けどまずわたしが何者なのかというと、特に何者でもありません。 何者でもないまま、18年以上物語をつくり続けてきました。 仕事は会社員で、事業の企画をしています。 マーケティングを伴うストーリーやシナリオをつくっているので、広義では仕事でも物語づくりに携わってきたと言えます。 ただ、わたしが言