#2 メイクの手順は分かりますか?
メンタルを病んだ人がよく言う『まさか私がなるなんて』という考えは、私にはありませんでした。
家族が鬱を患っていたこともあり、精神的に強い弱いとか陰キャ陽キャなどの性格は関係なく、環境がそろえば誰でもメンタル不調に陥る可能性があることは理解していました。
なので、仕事のせいで何となく気分が上がらない日が続く自分を観察しながら、筋トレや散歩をしたり(軽度のメンタル不調には体を動かすのが一番効きます!)、Youtubeの心理学チャンネルでポジティブになれる考え方を勉強して実践したりして自分なりにメンタルケアをしていました。
(私が見ていたチャンネルはこちら↓↓↓)
https://youtu.be/qqoOV5W-0Is?si=e6bMD1BGoGQqL6A3
心配事をノートに書き出して、『自分でどうにか出来る事柄』と『どうしようもない事柄』に分けて、前者に関して取るべき対策を考えたりもしました。
それでも半年程すると、自己流のメンタルケアをしてもどうにも気持ちが塞ぎ込むようになり、食欲不振や不眠の症状が現れ始めました。
そう考えていたある日、朝メイクをしていたらふと手が止まりました。
あれ?日焼け止めは?下地は塗ったっけ?次は何をすればいいんだっけ…
頭の中がまとまらない。鏡の前に立ち尽くしました。
同じことが夕食作りの時も、お風呂でシャンプーをする時も。
どこまでやった?今何をしている?次は何をすればいい?考えようとしても仕事の事がぐるぐると頭を巡って考えられませんでした。
子どもたちが話しかけてくる声にも、笑顔で返事をするのですが、内容はほとんど入ってこず、どこか遠くで喋っているような感じ…
今まで普通に出来ていた簡単な作業が急に出来なくなってしまったことは、私にとって衝撃の出来事でした。
仕事の引き継ぎを考えると受診を1ヶ月待っている余裕はない、そう感じて、その日のうちにメンタルクリニックの予約をしたのでした。
次回はクリニックの受診について書きたいと思います。(本編遠いな…)
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
いいんですか?シュークリーム買っちゃいます。クリエーションには糖分が必要でして…。