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難しいからこそ心から感謝できる自分になりたい

数年前、マヤ暦の先生に「少し感謝が足りないタイプ」だと言われました。
こういった類の話は半分参考にするくらいなのですが
ずっとその言葉が引っかかっていました。

家族はもちろん、友人たちには感謝することばかりなのに。
私って感謝足りていないの…?みんなどんなに感謝してるのよ…?
やや心外、当たらないじゃんと思っていました。(先生ごめんなさい)

でもここにきて、その意味がなんとなく分かった気がしています。
やっぱり私は感謝が足りていなかったのです。


前職での出来事です。
上司とは月に1度1on1をして仕事や日々のことを話すのですが
その当時、所属組織の方針がかなり変わることに納得できずやりきれない思いを抱えていました。(元々部署の方針に魅力を感じて社内異動したので)

恐らくそんな思いを不満のようにぶつけてしまったのだと思います。
すると上司に言われました。
「でもさ、目の前のことをこなしていかないととやりたいことはできないんじゃない?仕事だって任せてもらえないと思うんだよ」

当時でも耳が痛かったのですが
消化できないやりきれなさが邪魔をして素直に受け止められませんでした。

結局私は居場所を変え、今は転職先で休職中という予想外の展開ですが
ここにきて上司の言葉を本当の意味で理解し、「感謝」するに至りました。

今後の仕事を考えると、30歳が絶妙な年齢だと改めて実感します。
この年代で独立や転職を考える場合過去の経験を元にする人が多い。
コンサル会社に勤めていた方が個人でコンサルとして独立するのはよくある例。
私は真面目に、熱意を持って仕事をしてきたけど、これをしてきました!とはっきり言えることがない。

転職活動で重視される
どんなキャリアを積んできたか?という視点は
どれだけその場所で目の前のことを着実にやってきたか
ということなのだと思います。

そう気づけたことであの言葉は本当のことだと腑に落ちたし
そんな言葉をはっきりと伝えてくれたことに心から感謝の気持ちを感じました。

認めるのはかなり勇気が要りますが
自分は目の前のことをしない選択をしたのです。
今思うと上司が組織の方針転換に納得していたかなんて分かりません。
それでも目の前のことを日々着実にこなしていたのだと思います。
これができるから仕事ができる人であり【上司】なんですね。

結局のところ
「感謝」というものは
その大切さや意味を感じた時初めて心からできること
だと思います。
そう考えると些細な出来事には気づきを持てていなかった自分が「感謝が足りていない」ことは当たり前だったのかもしれません。

少し前、その上司がご家庭の事情で実家に帰るために退職されたと人づてに聞きました。
会える機会はぐんと少なくなってしまいましたが、いつかその時の感謝を伝えられたらいいなと思います。





※この記事はマヤ暦は当たると断定するものではありません。念のため。。。笑








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