眠すぎて、ガム
藍子の朝は早い。
朝は得意な方なのだが、今日に限ってはどうしたものか?
車を運転していてもとにかく眠い。仕事の帰りなどはたま〜にあるのだが、今日は朝から眠い!
めずらしい現象だ。
しかも藍子は運転が好きなので運転中にあまり眠くなることがない。
どうにもこうにも眠かった!
目を閉じればすぐに落ちてしまう。
そういえばガムがあったかもしれない…
あったかもしれないというのは最近買った記憶がないからである。
交差点の信号が赤になる。助手席のカバンを探ると内ポケットにその存在を確認♪
嬉しくなる!
一部のガム以外はガムに賞味期限はない。だいたい食べられる。といっても2ヶ月も3ヶ月も放置しているわけではない。
4粒残っていたガムを2粒口に放り込んだ。
ミントの刺激で一気に
眠くてどこかに飛びそうな身体が運転席に戻された!
たすかった(笑
そうだね♪
〝ガムはカバンに〟と藍子は強く思った。