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自分に自信を持つために
「自分に自信がない」
これは、数あるご相談の中でも最も多くのクライエントさんが口にする言葉です。
「どうしたら自信が持てるようになるだろう?」
そう思っている方は、きっと少なくないと思います。
その答えもまた、数限りなくあるでしょう。
今日はその中でも、ちょっと「男性的」なあり方について書いてみたいと思います。
自信を持つ、ということは、自分という存在に確信を持つ、ということだと考えてみます。
自分という存在に確信を持つということは、いわゆる「じぶん軸」を持つ、ということです。
どんな状況においても、しっかりとじぶんの軸となるゆるぎない信念をもっている状態ですね。
そういった信念を持つことができない、自分の信念がわからないから、自分に確信を持つことができないのです。
特に、最近の社会の傾向として、「空気を読む」とか「出る杭は打たれる」というものが強くあって、ネット上やSNSでも個人の存在が簡単に多くの人に露出してしまう世の中だと、
特に目立つようなことは避けたい、わがままと思われたくない、他人の目が気になる
という理由で、自分らしい信念を持つことを学ばずに大人になってしまう人が多いかもしれません。
でも、本当にじぶんに自信を持ちたいのなら、他人に認められたり受け入れられたりすることを願う前に、
自分で自分と約束する
という行為プロセスが絶対的に必要になります。
どんな約束をするのか?
それは、「周囲にあれこれと言われないために、やるべきことをすべてやる」、ということ。
「他人の目」というリスクをまず背負い、そのリスクを最小限にまで回避するために何をやるべきか?
それをやり抜くことを自分と約束するのです。
つまり、リスクを受け入れなければ自信を持つことなど到底無理、ということです。
逆を言えば、リスクを背負いながらも自分との約束が守りきれた時、わたしたちは自分という存在への確信を持つことが可能になるわけです。
その時感じる自分への自信、自分への信頼感というのは計り知れないものがあるでしょう。
お金で買うことも、地位で確立することも、物質的なものをたくさん集めても、感じることが決してできない本当の自信が生まれるのです。
そういったやり方は男性的なあり方ではあるけれど、女性にだって決して無理なことではありません。
リスクを背負って、自分との約束を守り抜きましょう。
そうすれば、誰のせいにもせず、おのずと強くなっていけると思います。