嫉妬
「嫉妬」
これは、女性的エネルギーのある側面、と言っていいほど誰にでも感じること。
程度の差はあれど、誰でも一度は嫉妬したりされたり、という体験をしていると思います。
怒りや悲しみ、不安や恐れなどと同じように、わたしたちにとっては避けがたい感情ですね。
嫉妬するのも、されるのも、本当に辛く厄介な状態を作り出します。
すごくエネルギーを消耗してわたしたちを疲れさせます。
だから、無意識的に、嫉妬することもされるような状況を作り出すことも避けてしまっているかもしれません。
嫉妬は醜いもの、と決めつけ、嫉妬してしまう自分を嫌ったり責めたりしてしまうか、
逆に、わたしは嫉妬などしない、と本当の気持ちを無視したり見ないようにしているかもしれません。
でも、わたしが感じるのは、嫉妬心そのものがネガティヴで醜く、疲れさせるエネルギーなのではなく、
その用い方が間違っているから苦しくなる、ということ。
嫉妬は他者に対する羨望や憧れの裏返し。
用い方によっては、美しいエネルギーとなるのです。
嫌いな人に嫉妬するわけではありません。
その逆なのです。
嫉妬が「できる」ということは、それだけあなたは未開のエネルギーを持っているということ。
あなたがまだ自分の魅力に気づけていないという魂からのサインだし、方向性さえ間違わなければ素晴らしいことに使えるエネルギーがある、ということなのです。
嫉妬心という感情エネルギーを、負けたくないといった競争心に置き換えたり、劣等感に結びつけたり、自分を奮い立たせる道具にせず、
余裕を持って嫉妬してみることで、自分を美しく輝かせることができるエネルギーであることにぜひ気づいて欲しいな、と思います。