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今、最もアツい職業『SAPコンサルタント』

コロナが蔓延した2020年。

外出も規制され、働き方が変わった。

IT業界においては、コロナ禍を背景に、『Okta』などのセキュリティソフトが大流行し、在宅で仕事が出来るようになった。

私はIT業界に10年以上、身を置くSAPの『エンジニア』。

『エンジニア』であり『コンサルタント』でもある。

今回は最近のSAPのスキルを保有した人の価格が高騰しているので、最前線で働く現場から報告させてもらう。

1.まずIT業界の価格を知ってほしい。

最初に2022年4月現在のIT業界の相場を知ってほしい。

通常のITエンジニアの相場について

先日面接した『1か月、75万円』の人の経歴だ。

スキル:PHP、Java、HTML、CSS、MySQL、Oracle、
その他扱えるソフト:Excel、PowerPoint、Word
キャリア:Web開発3か月。Excelを扱う事務作業1年半。

前職は保育士でIT業界に来て2年目の人だった。

Web開発のプロジェクトは3か月しかやっていない。

プロジェクトに貢献できたか?というと、おそらく貢献できてないだろう。

しかし、このスキル・経歴に対して『75万円』という値段は妥当だ。

もちろん、受け入れる職場の状況によるだろうが、このあたりが相場だ。

SAPのコンサルタントの相場について

次にSAPのコンサルタントの経歴だ。

スキル:MM、ABAP
その他扱えるソフト:Excel、PowerPoint、Word
キャリア:SAPアドオン開発1年。MM保守コンサルタント3年。MM導入コンサルタント2年。

この人の1か月の金額は170万円だ。

比較する人の経歴が違うので倍の金額以上、価格の差がついているが、忖度はない。本当にあった話なんだ。

「ABAP2年やってました!」というSAPエンジニアでも年齢20代後半から30代前半であれば120万くらいの売価はざらにある。

そう、SAPをやっていた!というだけで高く売りこめるのだ。

2.SAPコンサルタントは、なんでこんなに高いんだ?

SAPコンサルタントが、なぜこんなに高いかというと、「2025年問題」という問題がある。

簡単に説明すると、SAPのERP6.0の保守期限が2025年に終了してサポートが無くなり、新しいERPに乗り換える必要があるんだ。

詳しくは「SAP 2025年問題」とググってほしい。

ERPを乗り換えるのにかかる期間は1年以上かかる。

SAP ERPを使っていた企業の乗り換え先は、もちろんSAP ERPの最新バージョン「S4」だ。

そう。この「2025年問題」という壁に各企業が直面しており、S4に乗り換えるためのコンサルタントが世界で枯渇しているんだ。

SAPコンサルタントは、もちろん自分のスキルに需要があることを認識しているので、高い値を張ってもすぐに売れることに気づいている。

この現象でSAPコンサルタントは年々価格が上昇しているんだ。

3.最後に

初めての記事に付き合ってくれてありがとう。

SAPコンサルタントは、とりあえず儲かるんだ。

もちろんスキルや経験は必要だ。

ただ最初はスモールに入っていくやり方もあると思うんだ。

私はSAPエンジニアを経験し、コンサルタントとして現役で最前線をかけている。

もちろん知識が足りていない部分もあるので日々、勉強している。

「あなた」にも勉強すれば出来ると思うんだ。SAPを習得することを。

私は、そんな「あなた」の力に少しでもなれるように私の培った知識や経験をnoteに書き留めていきたいと思う。

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