自分の頑張りを低く見積もらない
Definitely don't underestimate all that you're going through.
(あなたが今乗り越えようとしているすべての頑張りを低く見積もらないようにね)
ヨガの師であり友人のFionaからもらった言葉にハッとしたことがありました。
「今まで経験したことと比べればなんともない。
みんなやっていること、自分だけ特別ではない。
やるべきことを淡々とやればいいだけ。」
引っ越しや新しい仕事が始まった時期に、とんでもなく忙しく過ごしながら、なんともないように過ごしていた時のことでした。
特に大きなことが起こっているという感覚はなかったのですが、なかなか疲れがとれなかったり、体調を崩したり、身体からのサインは出ていたように感じます。
物事に必要以上に反応しないことは心がけたいなと思いつつも、
自分が乗り越えようとしていることを軽視したり、日々の頑張りを認めないこととは別の話だな、と気づいたのです。
自分の現在地に気づき続ける
困難を乗り越えようとしている時に、辛い感情をぐっと抑えて、何ともない顔で乗り切ろうとしてしまう。
他の人も経験していることを「辛い」と感じるのは「甘え」だと思ってしまう。
気づいた時には身体のどこかを痛めていたり、疲れているのに眠れなかったりしている。
努力することに慣れていて、ギリギリまで頑張ってしまう癖のある人に、身に覚えのある感覚ではないでしょうか？
ヨガの練習は気づきの積み重ねというお話をよくしますが、
マットの外でも自分に気づき続けることがとても大事です。
私は今何をしていて、それについてどんな風に考えていて、
どれくらい労力を使っているのか、感情面ではどうか、
必要なサポートを受けているか、余力はあるか、
自分をケアする時間をきちんと確保できているか。
これは自分を甘やかしているということではなく、
自分の現状を冷静に認知し、気づいているということです。
ここでは他の人がどうとかはあまり問題ではありません。なぜなら、認知すべきは自分の現在地なのですから。
無気力になるまで頑張らなくていい
自分の現状を把握せずに、がむしゃらに走って疲れ切ってしまっては、それこそ効率が落ちます。
対人関係も同じですね。どんなに大事な愛する人のためであっても、相手のことの前に、自分の状態を認知し、心と身体を整えてから向き合うことが本当に大切です。
コンディションの確認、準備運動が第一。それがヨガという方法でなくてもいいけれど、朝一番に意識的な呼吸をたっぷりとって、身体を動かして、血の巡りを良くする習慣は、暮らしのクオリティを上げてくれると私は信じています。
無気力になるまで頑張らなくていいんです。
呼吸を整えて、身体の血の巡りを良くして、頭を一度鎮めてからクリアな目でモノや人を見ること。
頑張りたいことや、努力したいこと、諦めたくないことこそ、
自分の気をしっかりと入れて取り組みたいものですね。
Written by Saori Moue
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