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サスティナブルな暮らし|fripe-prix(古着屋)探検! 新しいよりも“古くて良いもの“

前回の記事で、道端に「いらないものを置いておく」という話をしたけど、ここカナダ・モントリオールでは他にも必要なくなったものを「寄付」するところがある。

大体賑わっている街中に1軒は必ずある。

日本で言うと中古品屋、古着屋、アンティークショップ、骨董品屋とかになるけど、モントリオールではフランス語で「fripe-prix(フリプリ)」、英語で「second hand stores」と呼ばれている。

そんな「fripe-prix(フリプリ)」は、4階まで各フロアに分かれている大型店舗もあれば、本当にこじんまりとした小さい店舗まで様々。特にモントリオールの政府が管理しているところがメインなので、売上金はホームレス保護や恵まれない子供のための資金、普通に働くことが難しい人を雇うお金になったりする。

友人を連れて、フリプリ探検へ。

「まだ使えるけどいらなくなったもの」が数点溜まっていたので、友人を誘ってフリプリ巡りへ。寄付をする方法はとっても簡単で、カウンターか外の箱にそのまま入れるだけ。その後、綺麗にクリーニングされ→値段がつけられ→店頭に並ぶ…という仕組み。

カテゴリー別に並んでいて、一応お店っぽい。

日本にいるときは毎年年末になると、いらない服をまとめて「古着でワクチン」に寄付してたけど、年末まで待てないし、ちょっといらなくなったものをすぐに家の中から追い出したい(笑)私としては、フリプリの気軽さが大好き!何より掘り出し物を探す「トレジャーハンター」感がいい。

日本で売ったら高そうなアンティーク品が2ドル(200円)とかで見つかる。

店内には色々なものが売っていて、アンティークのお皿や洋服、家具、スポーツ用品などが見つかる。ちなみにカナダは移民の国なので、お皿もヨーロッパ、アメリカ、南米、アジアなど世界旅行している気分になる(お皿に目がない私はいつも目がキラキラ)。

いったいどこの国の…?お土産?不思議なものもたくさん。

今回の私の目当ては、雪山用のいいスポーツウエア。友人にそう伝えると、すぐに「サオリ!好きな青いパンツ見つけた、8ドルでロキシーなら買いだね」と3秒で見つけてきた。彼女はモントリオール10年選手のフランス人、さすがである(笑)。

こんな風に、数点フリプリを回れば、大体欲しいものは見つかる。いいものを買って長く使う。もし長く使って、手放したくなったら誰かにあげる。または寄付をして、それが誰かの賃金や手助けになる。自分もその店から安くいいものを買えるし、誰かの役に立つことができる。みんな幸せ、最高ではないか?

アンティーク(イギリス)でセットで五千円と言われたら…

ちなみにフリプリの注意点は、思わぬところで掘り出し物に出会ってしまうこと。この日は「スポーツウエア」と決めていたものの、お店のおばちゃんと会話をしていたら「お皿好きならこれは買わないと帰れない!」とゴリ押しされた。もちろん帰れない。

8ドルでパンツを買い、50ドルでお皿セット(全部で五千円だよ!)を買ってしまった。思わぬ出費をしたくない人は、強い気持ちでフリプリに行くことをおすすめする…(笑)。


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