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サスティナブルな暮らし|メキシコでめっちゃお腹を壊して気づいた、大切なこと。

人生で初めて、死ぬかと思った。しかも異国の地、メキシコで(笑)。ありとあらゆるストリートフード(屋台のご飯)を食べ、お店のレモネードを飲みまくった結果、5日間、何も食べれなかった。なぜ果敢にもそんなに食べたのか、今考えても不思議なくらい、何の疑いもなかった。

さて、詳しいことは割愛するが、その危機的状況でトイレにこもった結果、いろいろなことを考えた。そもそも、メキシコでは絶対に水を水道から飲んではいけない。メキシコ人の友人も「水は絶対気をつけなきゃ!(後から言われたけど)」というほど。

フレッシュジュースも美味しかったけど、氷が危ないらしい(涙)ひえ〜(涙)

そもそも、なぜ飲んではいけないのか?

「衛生的に飲めない」というのは身をもって体験したので、理解できたが、よくよく調べてみたら、いろいろな理由が出てきた。

例えば、なぜ「水が汚い=水質汚染」があるのか。これは、メキシコ政府が提供する浄化プラントや配給ネットワーク、あるいは個々の水貯蔵システムが適切に機能しないため、最終消費者に届く前に重要な水が汚染されてしまうからとのこと。つまり、綺麗な水が綺麗なまま届かない。

なので汚染された水を飲めない。つまりメキシコでは、家庭用浄化装置で水をろ過するか、民間企業から非常に高い値段で水を購入しなければならない。

一生残る、プラスチック。

わたしはプラスチックを買わない、なるべく使わない生活をしているが、メキシコではとても難しかった。綺麗な水を手に入れるには、ペットボトルの水を買うしかない。または大きなペットボトルに入った水を買って、ペットボトルを買う頻度を減らすしかなかった。回数は減らせても、同じことである。

また、その後、また汚れた水(家庭、工業、農業、鉱業などから出る汚染された水)が流れ、綺麗にできず、自然に流れる。悪循環しかない!

美しい「セノーテ」、でもその水も…

わたしの訪れた地、Yucatan(ユカタン)には、Cenote(セノーテ)がたくさんある。セノーテは、メキシコ、ユカタン半島に見られる世界最大の水中鍾乳洞のこと。推定2~3000ほどのセノーテがあると言われていて、聖なる泉など、先住民マヤ族にとってとても神聖な場所(セノーテやマヤについては他の記事で詳しく紹介する)。

今はとっても綺麗だけど・・・・

その美しいセノーテにも、水質汚染の問題が迫っている。ユカタンでは、家庭排水の25%はセノーテに直接流れ込み、その多くは未処理。また、食器を洗うと洗剤や油分が地下に流れ込み、それが地下水系にろ過される。半島のほとんどの家庭では、雑排水の処理をしていないという。

飲み水の問題だけではない、さまざまなメキシコの水汚染問題。メキシコの政府になって現状を変えることはできないけど、現実を知ることができる。それを誰かに伝えたり、自分の生活を大切な自然のために変えることはできる。

起こっている問題も国も違うけど、「自然を大切にする」というのは変わらない。私にできることは何なのか、もう一度考えたいと思う。



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