「地滑り ブレてゆく日常」
定規などでは計れない
日々生じる誤差を辿っては
何重にも描き直されるその
輪郭線
やがて互いに
重なり合い、打ち消し合い、
君が今 溜息をついた
君が今 嘲笑を口の端に浮かべた
君が今
―――地軸がズレてゆく
君が
君がそこにいることで
私の地軸が
―――詩集「生活Ⅰ.」より
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