「朝日の中の黒い鳥」ポール・クローデル著、内藤 高訳、講談社学術文庫

1920年代、外交官として日本で過ごしたポール・クローデルは、日本を訪れるずっと以前から姉カミーユ・クロー デルの影響もあって日本文化へ非常な興味を持っていた。その彼の目から見た大正時代の日本、日本で生まれ育った日本人では見落としてしまいがちな、日本な らではの風土と文化が語られているのが「朝日の中の黒い鳥」だ。

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