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「恋の感情」

繰り返されてゆく仕草で
記憶に 埋め込まれてゆく

微妙な角度の違い
   速度の違いで
猫の眼のように変わる 恋の色合いを
謀っている 互いに

疑い合うことが
 信頼を上回り、
罵り合うことが
 語らうことを押し退けてゆく頃、

終章さえ見失った
恋の姿に 気づく。

―――詩集「十三夜」より

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