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スーパーマーケットはファンタジー
静岡に引っ越してよかったなと思うことの一つが、地元のスーパーが充実していることだ。
私は、その土地にしかない、地域密着型スーパーが好きだ。そこに住んでいる人しか知らない感じが、ご当地グルメみたいでワクワクするのは私だけだろうか。
だから、私は三重に住んでいたときは「ぎゅーとら」の常連だったし、京都では「フレスコ」に入り浸っていた。
ぎゅーとらは、三重のローカルスーパーで、そのナイスなネーミングの由来は未だにわからないのだが、
最初、ぎゅーとらのロゴマークは牛と虎だと思い込んでいて、実際は虎だけなのを知った時は、結構な衝撃を受けた。
牛どこいった?笑
それはさておき、ぎゅーとらのこじんまりとした店内は、どこか懐かしい雰囲気で居心地がよかった。
ぎゅーとらの方とは仕事で関わることもあったので、今でもすごく親しみがある。
一方、フレスコは京都を代表するスーパー。店の規模はどこもそんなに大きくないけれど、京都市内の至る所にある印象。
割と夜遅くまでやってるので、仕事帰りにクタクタになりながら、店内を徘徊したのはいい思い出(?)だ。
そして、今住んでいる静岡は、これほどスーパーが充実してる地域ってほかにないんじゃなかろうか?と思う。
あらためて家から自転車圏内で行けるスーパーを数えてみると7店舗もあった。
そもそもが、スーパー激戦区なのだ。
そのうち、3店舗はイオン系列だから地元スーパーは4店舗だけど、それでも多い。
しかも、それぞれに特色があって、棲み分けができているのがすごい。
基本的に家から近い店に行くけれど、時間が許せば(…そして、財布が許せば)その日の気分でスーパーを選ぶのが、私のささやかな楽しみだったりする。
A(高級スーパー)
伊豆の成城石井と名高い、スーパーA。
価格帯はちょっとお高めで、余裕のある有閑マダムに愛されている。
エディブルフラワーや、木の芽を常時販売している。初めて見る野菜は大抵Aで出会う。生鮮食品からスナック菓子まで、レアアイテムが揃っているから、見ているだけでテンションが上がる。
テンション上がったついでに、調子に乗って買い物すると、思わぬ出費になる。でも、楽しいから、行ってしまうのである。
B(庶民スーパー)
家から一番近くにあり、普段使いしているスーパーB。Bは家から自転車圏内に2店舗ある。
鶏肉や豚肉の大容量パックには救われている。
卵も安いからまとめ買いする。
(さすがに最近高いけれど…)
規模が大きく通路が広々しているので、混雑時も買い物しやすいのが良い。
「ご予算半分、買い物2倍〜♪」
という歌を聞けば、静岡県民ならどこのスーパーかわかるはず。笑
C(流行りに敏感)
たまに行くスーパーC
以前までは、前述したAやBに比べて、特徴がないと思っていた。
価格帯はAとBの間くらいで、品揃えにしてもお店の規模にしても、中途半端な印象だった。
けれど、Cは実はすごいお店だった。
メディアで紹介された商品をいち早く入荷しているのがCなのだ。
私は割と単純なので、テレビで紹介された商品はすぐ試したくなるのだが、どこを探してもないのに、Cに行くと置いてあることが多い。
Cのバイヤーは情報通のやり手とみた!
すごいぞ、スーパーC!
D(お惣菜が美味しい)
自転車圏内ではないが、車で買い物に出るとたまに寄るスーパーD。
鉄道会社が母体であり、基盤がしっかりしているからなのか、そこはかとない高級感が漂う。店員さんの接客も、Dが一番丁寧な印象。
品揃えも申し分ないが、Dは特に、お惣菜の充実度、美味しさが評判だ。
あと、なんとなく、オーガニックに強い気がする。ハイソで健康志向だ。よって、私はたまにしか行かない。笑
スーパーマーケットファンタジー
ここまで書いて気付いたのは、私は、ご当地スーパーに限らず「スーパーマーケット」という場所が、自分で思ってるより、かなり、好きだということだ。
「スーパーマーケットファンタジー」という
ミスチルのアルバムがあって、そのジャケットが可愛くて好きなんだけど、
私には近所の平凡なスーパーも、ミスチルのこのジャケットみたいにキラキラに見えたりする。
子どもがお菓子を選んで、それを親が困った顔で「買いすぎなんじゃない?」なんて言ったり、家族に電話しながら、これかな?なんて買い物してるひとがいたり、
そういう、平凡だけど、幸せな光景を見るのが好きだから、私はスーパーが好きなのかもしれない。
だから、ついつい買いすぎて、いつも後悔することになるのだった。