田舎に住んでみてわかった"都会が恋しくならない理由"
都会とは言いにくいけど、都内まで電車が通る場所に住んでいた私。
仕事の関係で、田舎にプチ移住を開始しました。
街にスーパーが1つしかない。
コンビニまでも車ないと行けない。
電車も通っていない。
初めに来た時は、間違いなくホームシックになると思った私。
絶対に都会が恋しくなって直ぐ都会に繰り出そうと企んでいた。
のに!!!
全く都会が恋しくない。全然帰りたいという気持ちが湧かない。
なぜなのか? 考えてみたら、大切なことに気付きました。
そんな私の気づきを3つまとめてみました。
①田舎には、広告に触れる機会がない
1つ目は、田舎には広告に触れる機会が圧倒的に少ないこと。
以前の暮らしでは、都内へ向かう電車の中で脱毛の広告、英会話の広告、成功者の本の広告、マンションの広告・・・・。
自然と「普通は、〇〇をするんだ」「みんなに認められるには、〇〇しなくては。」と毎日のように刷り込まれていた事に気付きました。
田舎は、広告というものに触れる機会が圧倒的に少ない。
そこで得られたのは、自分基準で満足する事と心のゆとりでした。
知らない誰かが作った像に踊って背伸びをして頑張りすぎず、自分が満足ならそれでいいって思えるようになって、心がすごく楽になりました。
②人との距離がとても近い
2つ目は、人との距離が近くて、家族のような温かさがあること。
農家さんのお手伝いをしたら、ご飯を用意してくれて、家族と一緒にご飯を食べて、片付けも一緒にする。
仕事で行った先で、お茶飲みに家に今度おいで〜!て誘ってくれる。
知らない間に、あだ名をつけて呼んでくれている。
連絡は、口約束多め。メールより電話。
SNSが発達する中で、近くなったようで遠くなった人との距離。
こんな圧倒的にアナログなコミュニケーションがあるだけで、「この町に来て良かった。」「もっとずっと居たいな〜。」なんて思ってしまいます。
田舎は、町全体が家族以上の温かさがありました。
都会にいた時より、意識せずSNSを見る頻度も減りました。
人とのつながりを感じられるだけで、人は安心出来る。
③圧倒的に面白い人がたくさんいる
田舎の人の話って、圧倒的に面白い。
なぜだか考えたら、答えは簡単。
「生きることと、暮らすことが直結しているから」
自分たちで食べ物を育てるのが当たり前。
家を作るのに知り合いの大工さんの相談するのが当たり前。
生活が遠い誰かが作ったものじゃなくて、自分たちで作っているから面白い。
都会にいると、見えないお客さんの為に働いたり、Made in Chinaや東南アジア産の商品が溢れていて、知らない遠くの誰かが作ってくれたもので生活していたり。
田舎は、そうじゃない。
自分たちで暮らしを作っている。
だから、圧倒的に面白い人が多い。
こうやって書いて、改めて田舎の良さを感じました。
「人と比べて息苦しいな」「自分のペースで暮らしたいな」
そんな人には、ぴったりの暮らし方かもしれません。
住んでみて感じた、元都会暮らしが推める田舎暮らし。
ぜひ近場で数日からでもやってみてください。
帰る頃には、心がふっと軽くなっているはず。
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