正月休み明けに強制デトックス。無理していたらしい
正月休み明けの1月6日の朝。
起きた瞬間、頭痛と胃のムカムカ。
(あれ?なんだか気持ち悪い……)
目の前の卵焼き、味噌汁、ご飯。
いつもの朝食が食べたくない。いや、食べたらなんかやばい。胃の感じ。
すると、隣に座る2歳の次男が、手付かずのわたしの茶碗を指さして、
「ママ?ごはん、のこっちょー(残ってる)」
と不思議そうに話しかける。
「いや、ママはちょっと今日は食べられないかな……」
ムカムカと、吐き気が増してくる。
(うぅ……。風邪かウイルスかな……?)
なんとか、いつものように長男の弁当を作って学童へ送り出し、次男を保育園へ車で送って帰宅したが、胃の調子が変だった。無事に帰還できてホッとした。自分が体調悪い時の運転って、毎回本当にしんどい。皆どうしているのだろうか、と毎回思う。
そのまま、いつものように2階の作業部屋に行くも、ホッとしたからか吐き気が途端に強くなり、トイレにかけ込む。その日は最低限の仕事だけした後、トイレと布団を行き来し、ほとんど何もできずに1日が終わった(子どもの迎えには行きました)。
胃に何も食べ物が無くなっても、吐き気は消えない。ムカムカ。まるで、胃が全力で「もう、食べるな!」と食べ物を全力で拒否しているようだった。
(家族で私だけ?なんでだろう?胃腸炎?食あたりかな……お正月色々食べたからな……)
症状は吐き気と嘔吐のみ。発熱や下痢はないのが不思議だった。夜中に目が覚めて、ようやく水分が取れるくらいまで落ち着いたので、15分間おきに経口補水液を飲んだ。口の中がカラカラ。脱水していそうだ。
この感じ、毎日吐いてばかりいた、次男妊娠時のつわりを思い出した。
▼当時のつわりの様子を書いた記事はこちら
(でも今回はつわりではない。原因は何なんだろう?とにかく、明日は朝一で病院に行こう)
そして今日、子ども達を送った後、そのまま内科の病院へ。「今、何も食べられない状態でしょう?」と、問診後は血液検査と点滴を受けた。飲まず食わずで脱水気味だった。
結局、血液検査も問診も問題なく「何かしらの胃腸炎だろう」で済み、ホッとした。
処方された薬と漢方薬で、ようやく水分が取れて、お茶漬けが食べられるまで回復した。
「お、おいしいなぁ……」
空腹の中でようやく食べられたお茶漬けは、涙が出そうになるくらい、おいしく感じた。適度な塩味と、温かく、お湯で柔らかくなったご飯。「もう、大丈夫だよ」と、体が受け入れてくれるようで、沁みる。
お正月、確かにおいしいご馳走を多く食べられた。実家でも義実家でも、ご馳走がたくさん出てきた。また、今年は少し長めのお正月連休の中、夫や子どもたちが喜ぶご飯を作ったり、食べに行ったりした。
それはそれで幸せだったけど、私は無意識にも、少し無理をして食べていたのだろうな、と気づいた。空腹を感じる間がなかった。
私も主婦になり、そして親になり、料理を作る人の苦労や想いがわかるぶん、食卓に出されたご飯をお腹いっぱいでも「食べなきゃ」で、ついつい食べ過ぎていたのかもしれない。なるべく残したくない。
だから今回、胃が、体が、全力で「モウムリダヨ、バカヤロウ!」と教えてくれたのかもしれない。
おかげで、強制的に絶食した今、怠さはあるものの、不思議と体がスッキリし、毒が抜けて軽くなっている感じがする。この日は午後から、経口補水液を片手になんとか仕事ができた。
気づかずに酷使している体。365日、休む間もなく動いてくれる体。
うつ状態になった数年前から、そしてフリーランスになってからは特に食事や栄養には気をつけていたつもりだったけれど。忙しくなったり、誰かと一緒だったりすると、私の場合ついつい体の調子や声を無視してしまう傾向にあるな、と気づいた。
今年は自分自身の体にもしっかりと敬意を払って「大切にしよう」と反省した正月明けのスタートだった。空腹をしっかりと感じよう。
もう、あの吐き気はこりごりだから。
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ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
寒さが続くこの時期、どうか温かくして、皆さんもウイルスや胃腸炎にはご用心くださいね。