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手羽先を焼くと1リットルの炭酸水をラッパのみしながらキッチンに立っていた夫。私も同じく1リットルの炭酸水をいつも飲んでいる。夫に代わりキッチンに入り、そこに置いてあった1リットルの炭酸水をそのまま口に運んだ。風呂上がりで喉が渇いていた。ゴクゴクと喉を鳴らした。

さん口ほど飲み込んだところで、飲み込んだ液体の味に、違和感を覚えた。これ、アルコールじゃん……。家で酒を飲まない私は、意図せず身体に流し込んでしまったアルコールにより、胸くそが悪くなった。

1リットルの炭酸水の容器に入ったレモン酎ハイ。仕事用デスクの下に置いてある出張用のリュックに入れられている「業務用レモン酎ハイの原液」を、量を減らした炭酸水のペットボトルに入れて、レモン酎ハイを作り、飲んでいた。おそらく、初めてではないだろう。なぜ、このような事態が生じているのか。それは、一昨年の11月より、酒は飲まないと約束しているからだ。

夫のデスクの下には、無数の炭酸水のペットボトルが並んでいる。

火種をそのままに、今日も静かに生きる。

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